国のトップに近い人達が亡くなった時、葬儀の費用は国?それとも親族から支払われるの?
【質問の内容】
友引の日に葬儀をしたら本当に悪いことが起きたりしますか?
【回答いたします】
安心してください。結論から申し上げると、友引に葬儀を行っても悪いことは起こりません。いわゆる「友引の葬儀は良くない」という話は、あくまで都市伝説の類です。
たとえば、その迷信を信じている方が不幸な出来事に遭遇した場合、「やっぱり友引に葬儀をしたからだ」と結びつけてしまうことはあるでしょう。ですが、そうでなければ単に「悪いことが続いたな」と思うだけのことです。
そもそも、「故人を丁寧に弔い、感謝と祈りを捧げる葬儀を行うのに、なぜ故人が呪いのようなことを起こす必要があるのか」 そう考えてみると、この迷信の不自然さがわかるかもしれません。
六曜が冠婚葬祭に結びついたのは、江戸末期から明治初期にかけてのことと言われています。「結婚式は大安に」という考えが広まったのもその頃のようですが、大安に結婚しても今や二組に一組は離婚してしまう時代です。推して知るべし、というところでしょう。
本来であれば「仏滅(物滅)」の日に葬儀を行うほうが理にかなっていそうなものですが、「友を引くから友引は避ける」という表現の巧みさに、人が信じてしまう心理の妙を感じます。
とはいえ、迷信を頭ごなしに否定するのもまた少し違います。実際、友引を気にされるご家族様もおられますので、友引に葬儀を行う際には、現在でもご遺族のご意向を伺うようにしています。
葬儀にまつわる都市伝説をまとめると、、、
「普段から北枕にして就寝せずに、夜に爪を切ったり、笛を吹いたりしないで日々を過ごし、友引に葬儀をせずに、お別れに際しては泣きすぎず、こらえすぎず、出棺においては親指を隠し、帰り道はいつもと違う順路でできればどこかに立ち寄って道草し、家に入る前には塩を振る。」といったところでしょうか
過ぎたるは及ばざるが如しですね、必要以上にお気にすることのないようになさってください。



