葬儀費用関係

藤井俊平

藤井俊平

テーマ:QアンドA

【質問の内容】
先月義父が亡くなりました。義父母は義理の長女の家で看てもらってました。当然仕送りもしています。通帳、印鑑は義姉の管理です。葬儀社も義姉が決め、長男である夫と次女も同席して内容をきめました。今思えば分不相応な豪華な葬儀でした。喪主は義母です。その後葬儀、四十九日、お墓、etc
全て長男が支払うように義姉達からいわれました。義姉達は嫁に行っているので、10万円払えば良いと、世間は言っている。とのことです。遺産、預金はゼロです。納得できません。

【回答いたします】
旦那様のお父様のお世話を義理のお姉様にしていただく代わりに仕送りをしつつ、葬儀の打ち合わせにおいては、兄弟姉妹同席の下とはいえ義姉の意向が尊重されて葬儀を営み、その後の供養も含めて長男である旦那様に負担するように言われたのですね。 

旦那様のお考えが解らないのでなんとも回答に窮すところですが、長女様の言い分を推察するに、嫁入りした女性は、嫁ぎ先の家の人間であり、「家」を次ぐのは長男であるというお考えでいらっしゃり、ご自身は実父のお世話をして母親のこれからのことがあること、10万円と言っているのは、香典として包む金額のことを指していると考えられます。 

かつては、家長制度の名残と申しますか、長男が祭祀承継も含めて相続するという考えが一般的でしたが、本来は兄弟姉妹が助け合って故人の遺志を継いでゆくものだと考えております。 相続という側面からも1度お父様の通帳を兄弟姉妹3人で確認しつつ、お母様の生活も含め、葬儀費用を誰がどの程度分担するのが良いのか話し合いをするのが良いのではないでしょうか? 相続財産から葬儀費用を捻出することは、一般的に行われています。 ご参考ください。

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藤井俊平
専門家

藤井俊平(葬儀業)

株式会社せれもに

「ライフエンディングサポート」サービスにより、高齢者が抱えるさまざまな悩みをまとめて解決に導く。信頼関係を築き、葬儀について元気なうちから備えていただくことで、安心してお別れに臨んでいただく。

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