葬儀中に一般人が知らない葬儀作法があるなら教えて

藤井俊平

藤井俊平

テーマ:QアンドA

【質問の内容】
質問失礼します、葬儀中に一般人が知らない葬儀作法があるのであれば教えて頂きたいです。

【回答いたします】
会葬の方が知らない葬儀作法というのは、会葬者が知っておいた方が
良いマナー的なものを指すと解してお答えいたします。
お答えが的外れの場合はご容赦ください。

会葬者が知っておくとよい葬儀作法(仏式中心)
1. 作法の違いに関すること
焼香の回数・作法
宗派ごとに異なる(例:浄土真宗(西)は1回、曹洞宗は2回など)額に押しいただくか否かも宗派による
線香のお供え
1本を立てるのか、数本を寝かせるのかなど、宗派ごとに違いがある

2. 言葉遣いの注意
宗派により避けるべき表現がある。
例:浄土真宗では「冥福」「御霊前」という言葉は不適切 香典袋は「御仏前」とし、
  戒名ではなく「法名」と呼ぶ
3. 供物や生花の手配
式場に直接持参したり、町中の生花店などには注文せず、葬儀社を通して注文するのが原則的なマナー

4. 式場内での立ち居振る舞い
席次:一般的に祭壇に向かって右側が親族席、左が会葬者席
和室での焼香やお別れ:無理に正座を続ける必要はない。足を崩しても失礼にはあたらない
経本の唱和:配布された場合は、声を合わせて読経すると丁寧
携帯電話の電源に配慮、撮影をする場合は喪主に了承を得る。火葬場内は原則撮影禁止

5. 喪主や遺族への配慮
開式前は喪主が取り込んでいるため、無理に声をかけず、式後に挨拶するのが望ましい

6. 式後のふるまい
通夜振る舞い(食事)に誘われた場合は、できるだけ参加し、故人の思い出を語ると遺族の慰めになる
長居をしないように注意
SNSにお別れに付いての内容を上げる場合は遺族の了承を得るべき
式後に式場外での談笑は好ましくないので、場所を変える

ご不安や不明の点に関しては、式場の葬儀担当にお訪ねされるのが良いと思います。 
思いつくまま書かせていただきましたが、必ず守らなければならないという性格のものではありません。
お別れに際し、良識の範囲でご参考いただければと存じます。

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藤井俊平
専門家

藤井俊平(葬儀業)

株式会社せれもに

「ライフエンディングサポート」サービスにより、高齢者が抱えるさまざまな悩みをまとめて解決に導く。信頼関係を築き、葬儀について元気なうちから備えていただくことで、安心してお別れに臨んでいただく。

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