孫の立場での常識的な行動を教えて

藤井俊平

藤井俊平

テーマ:QアンドA

【質問の内容】
既に昏睡状態の長い祖母(90代半ば)の、死期が近いようです。
元々遠距離に暮らし、子供のころは年2回ほどの帰省のみでした。

祖母のお通夜・葬儀は、近親者のみで行うそうです。
父より、遠方である事と小さい子供がいる為、
参加しなくてよいと言われました。

私(30代後半)は、結婚後初めての葬儀となります。
経験がないため、失礼のない様にしたいのですが、
私のすべきことはどんなことでしょうか?
父より、香典は受け付けない・弔電もいらないと言われました。
ちなみに父は、喪主の弟にあたります。

マナー・常識的に私のすべき行動を教えて下さい。

【回答いたします】
ご祖母様のご容態、お見舞い申し上げます。 

お父様から葬儀には参列しなくても良いと伝えられてどうすればよいかお困りであることと存じます。
おそらく、お父様は、ご子息の生活のことを気遣ってのお言葉であると推察いたしますが、ご自身のお気持ちを大切に万が一にお備えください。

お気持ちとして、ご祖母様お会いになりたいのであれば、参列すべきですし、情操教育ではないですが、家族でお別れに参列することも考えてみてよいかと思います。お父様のご意向を尊重し参列を辞退されるのであれば、香典や弔電の代わりにお花を贈られるのが良いかと存じます。葬儀を行う葬儀社に問い合わせれば、生花の注文を受け付けていただけます。参列がかなわなくても、ご祖母様の戒名や命日はお聞きすることができますので、命日やお盆など折にふれ思い出していただくことが、供養となります。

いずれの選択をしても、ご親族から苦言を呈されることは、身内である故によく起こります。「どうして来ないんだ。」もあれば、「うちの家族は来させなかったのに、なんで来ているのか?」とか、非日常の葬儀では、普段の精神状態にいないので、想像を絶する心にもない言葉が飛び交うこともあります。ですので、あまり常識にとらわれず、ご自身のお気持ちを最優先でお別れに臨んでいただければと存じます。

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藤井俊平
専門家

藤井俊平(葬儀業)

株式会社せれもに

「ライフエンディングサポート」サービスにより、高齢者が抱えるさまざまな悩みをまとめて解決に導く。信頼関係を築き、葬儀について元気なうちから備えていただくことで、安心してお別れに臨んでいただく。

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