家族葬について
【質問の内容】
学生時代、祖父が亡くなったのですが、
教師に相談しても、忌引き休暇はこの学校にはないと言われ休むことができず、祖父のお葬式に参列できませんでした。中学生以来、会いに行けていなかったので生きてる間に会いたかったなという気持ちと、お葬式に参列できなかったということで今でも、ずっと心残りです。祖父の家は遠く、私自身忙しいため、なかなかお墓参りにも行くことができません。今更ですが、なにか離れていてもできることってありますか?
正直、モヤモヤな気持ちが軽くなるのは自分次第なところはあるのですが質問させて頂きました。
【回答いたします】
生前にお会いできなかったことや、お葬式に参列できなかったことが心残りなのですね。そのお気持ちはとても自然なことであり、どうか大切にしていただきたいと思います。
心残りとは言い換えれば、「祖父のことを忘れずに心に留めている」ということです。故人にとって、それこそが何よりの供養になると考えます。私たちが今ここにいるのは、先祖代々が命をつないできてくれたおかげです。しかし、例えば「祖父より昔の先祖の名前や人柄」をすぐに答えられる人は多くありません。そう思うと、直接のお別れはかなわなくても、心の中で祖父が生き続けることを実感できるのは、決して後悔すべきことではないのではないでしょうか。
一方で、「お墓が遠い」「忙しくて行けない」と感じるお気持ちも理解できます。ただ、それは事実以上に「行けない理由づけ」をしているだけなのかもしれません。心に問いかけてみると、自分の中に「行かないこと」に対して、なにか別の気持ちが潜んでいることに気づくかもしれません。
不思議なことですが、ある日ふと「お墓参りに行こう」と思い立ち、自然な流れで実現してしまうこともあります。そのことを「故人が会いたがっている」と感じる人もいれば、「自分が求めていた」と思う人もいます。私は「お互いがその機会を求めている」と考えています。
ですから、どうか日々に感謝しながら、ありのままの生活を大切に過ごしていただきたいと思います。その姿勢こそが、故人に対してできる最大の供養になると信じるからです。
上手に回答できているか不安ですが、少しでもご参考になれば幸いです。



