葬儀のお花ってどのくらいのお値段ですか?いちばん高いのはお幾らですか?
【ご質問の内容】
質問です、葬儀社を初めてどういう気付きがありましたか?一般人とは感覚が違うことがあると思います、教えて欲しいです
【回答いたします】
「人が亡くなる」と言う、非日常を日常としていることで、気づくことをお答えしたいと思います。
葬儀は誰の為に行うのか?と質問をされた時に皆さんはどの様にお答えになるでしょうか?正解不正解は無いのですが、経験的に「残されるご遺族の為」とおっしゃる方が多いと感じています。「大切な方を亡くした悲しみに区切りをつける、共に悼む。故人に感謝を伝える。」などでしょうか。では、「葬儀は故人の為に行う。」と聞くと皆様はどう思われるでしょうか? 「そりゃそうだろう、亡くなったら、葬儀をするの当然だし、弔わなければ、故人がうかばれないだろう。」との感想をお持ちになるのではと考えています。ここで、不躾ですが、あえてお聞きします。「それは、本当に故人の為になるのでしょうか?残された私たちがそう思っているだけなのではないでしょうか?」私も含め、生きている他人の気持ちですらよくわからないのに、故人の気持ちなんてなおさら理解出来るわけがありません。それでも、葬儀を通して、故人が教えてくれることがひとつだけあります。それは、その方がどのような人生を過ごしてきたのかという結果です。「嘆き悲しみ、感謝の言葉の中でお別れをむかえる人、怒りや恨みつらみの言葉を受ける人、誰にも見送らることなく旅立ってしまう人。」皆さんにとって、葬儀は何回も経験することではないのですが、たくさんの方々のお別れに立会うことで、そんなことを感じる様になりました。
文字数の制約もあり、過程を飛ばして、結論となってしまいますが、その経験を通して、「葬儀において故人の為にできること」を考えた時「その方の人生を記憶すること」という考えに至っています。
上手くお答えできているのか自信がありませんが、その様な感覚で葬儀のお手伝いをしております。



