葬儀の仕事にはどんな心得がありますか?
【ご質問の内容】
遺体が無くても葬儀ってできるんですか?
【回答いたします】
葬儀をどう定義するかによりますが、例えば、災害等で行方不明である方の慰霊の意味を込めて営むことは可能です。
葬儀は葬送儀礼を約して葬儀とよんでいます。仏式における葬送儀礼とは、僧侶から引導を渡してもらい、仏弟子になる儀式のことを指しています。(引導を渡さない宗派もあり)皆さんが葬儀において焼香をする場面がありますが、儀式はその直前で終了しています。皆様が行う焼香は、故人様とのお別れを儀式として行っていることになるのですが、これを告別式呼びます。したがって、正式なお葬式の呼び名は、葬儀・告別式となります(葬送儀礼及び告別式)また、地域によっては先に火葬を済ませ、お骨を式場に安置して葬儀を営む地域もございます。事情があって、ご遺体の対面ができずにお別れに臨むことケースもあるわけですが、誤解を恐れず、私見を申すならば、対面してお別れできることは幸せなことなのだと考えています。



