葬儀中はどんな気持ちで仕事をしているのか

藤井俊平

藤井俊平

テーマ:QアンドA

【ご質問の内容】
葬儀中ってどんな気持ちで、仕事してるんですか?

【回答いたします】
平常心を保つ事を心がけています。 
参列される皆様が、お経を聴きながら、お別れだけに心を向けることができる様に式中にすることは結構あります。式の途中で届いたりする弔電の対応やお越しになる方のご案内、式場で焼香の煙でむせている方、お子様がぐずって難儀されているお母様、式場が暑いのか扇子でパタパタしている人、お寺様のろうそくが消えてしまったり、式場の外に選挙カーが通ったり、霊柩車の運転手と順路の確認をしたり、祭壇生花の切る順番を指示したり、枚挙にいとまがありません。すべては、厳粛な雰囲気を保つ為に必要なことになります。故人様とご家族さまとお別れに心を奪われてしまって、自分も悲しくなるのではないかと聞かれることもあります。本当はその悲しみに寄り添いたいところなのですが、支えることで精いっぱいなのです。誤解の無いように申し添えると、ともに悼む感情が無い訳ではありません。そもそも、人の気持ちに寄り添える共感性が無ければ、この仕事は務まりませんので…。

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藤井俊平
専門家

藤井俊平(葬儀業)

株式会社せれもに

「ライフエンディングサポート」サービスにより、高齢者が抱えるさまざまな悩みをまとめて解決に導く。信頼関係を築き、葬儀について元気なうちから備えていただくことで、安心してお別れに臨んでいただく。

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