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「依頼者の声に耳を傾け、その心に寄り添って最良の解決方法を見出す」それが私たちの基本理念です

離婚問題と男女間トラブルを解決する弁護士

上将倫

上 将倫(かみ まさのり)さん
価値観が一致する3人(左から松尾さん、上さん、中村さん)で設立した法律事務所

#chapter1

離婚問題、男女間トラブルは、誰でも出来る簡単な事件ではありません

 大阪メトロ堺筋線・北浜駅を西に数分。北浜平和ビル4階にある「松尾・中村・上法律事務所」。弁護士・上将倫(かみ まさのり)さんほか、松尾善紀さん、中村正彦さんの共同事務所で、相続や遺言、離婚といった家事事件、男女間トラブルや親族間トラブルなど家庭に関する事件を数多く取り扱っています。

 多岐にわたる弁護活動の中で上さんの得意分野は、離婚問題と男女間トラブルの解決です。「これまで、多くの離婚や男女のトラブルに関する事件を手掛けてきましたが、この種の事案は簡単に見えて難しい。経験を重ねるほど、そう思うようになりましたね。『誰でもできる』とか言う弁護士がいますけど、そういう人はきちんと取り組んだことがないんじゃないかな。私は、一番難しい事件ではないかと思う」と上さん。理由を次のように話します。

「法律家ですから、法律に従ってスパスパと切っていきたい。しかも本質とは関係のない話はできるだけ聞きたくないという弁護士が多い。でもそういうやり方をしていると、この種の事件は解決しません。背景にある事情や、その方の思いなどをくみ取って、法的な主張に魂を入れていくことがポイントなのです。法律的な主張だけでは、依頼者にも裁判所にも響きません」
 
 さらに「離婚訴訟が簡単に見えるのは、法律上の争点としてはシンプルだから。だけど、夫婦にはそれぞれの歴史があり、子どもや親のことなど、抱えている問題も解決しなければならない課題も千差万別です。そこを聞かずに弁護士がオートマチックにやったら、納得してもらえないし前に全然進まないんです」と言葉を続けます。

 法律をもって冷徹に処理するだけではなく、その人の事情をよく聞き、その心に寄り添って解決方法を探ることが大切と話します。

#chapter2

依頼者の人生の再出発のために全力を尽くす

 関西学院大法学部在学中から弁護士を目指し、卒業の翌年23歳で司法試験に合格した上さん。司法修習生を経て、弁護士事務所に入りました。
 「学生時代から、社会に何らかの形で影響を与えられる仕事をしたいと思い、法律家を志しました。法律を学ぶ中で、弁護士が一番当事者に近く、より直接的に社会貢献できると確信し、弁護士になったのですが、実際、非常に魅力的な仕事です」と仕事への理念を語ります。

 共同経営者の松尾善紀、中村正彦両弁護士は、一緒の事務所で働いていた勤務弁護士、いわゆる「イソ弁」の先輩。「2人は兄弁です。前の事務所も依頼者にしっかりと向き合うのが大方針でしたし、松尾さんと中村さんとも考え方が一致していたので、3人で2010年1月に事務所を立ち上げました」と上さん。

「やっている途中は依頼者と一緒に私たちも苦しい思いをしますが、解決したときに『先生がいたから、ここまで来られました』と言っていただいたりすると、全て報われるというか、ああ、本当によかったなぁと。人生の再出発に立ち会える仕事は、そうありません。他の民事事件では結局お金の問題だったりしますが、離婚や男女の問題はお金ではない部分が大きいので、やりがいがあるんです」

 苦労を重ねて解決した瞬間を無上の喜びと話す上さん。「3人とも人が好きなんです」と笑顔を見せます。

左から中村さんと松尾さんは弁護士15年目、上さんは13年目と脂の乗りきったキャリア

#chapter3

一人で抱え込まずに、早期に専門家に相談することが何よりも大切

 離婚問題は協議、調停、裁判という流れがありますが、上さんが担当するケースでは調停で解決するのがほとんどだそうです。最近増えている熟年離婚は、女性からの依頼がほとんどと話します。

 同じ男女の問題でも、離婚問題は時間をじっくりかけて取り組まなければならないが、ストーカー被害、別れたいのに別れてくれない、元交際相手からの不当な金銭請求などのような男女間トラブルでは、法律を根拠にスピーディーに処理しなければならないという大きな違いがあるそうです。「法律を持ち込んで劇的に局面を転換させることが大事です」と表情を引き締めます。

 最も大切なことは「一人で抱え込まずに、早期に専門家に相談すること。ご相談が遅れれば遅れるほど選択肢が狭まっていきますし、ご自身では解決不可能だと思っていても、専門家から見れば容易に解決策が見いだせるケースはたくさんあります」

弁護士に相談するのはハードルが高いという人のために、離婚問題、男女間トラブルの相談料は、初回の1時間を無料にしているのも特徴。そのあとの費用にも配慮しています。
 「みなさん、心配されるのが費用です。支払い方法も含めてできるだけ無理のない費用設定をご提案します。まずはご相談を」と上さんは呼びかけます。しっかりと説明をした上で委任契約書や見積書を作成するなど、依頼内容、弁護士費用の書面化を徹底し、依頼者の不安の軽減に努めています。
 「離婚、男女間トラブルは解決できます」。上さんは力強く言い切ります。松尾さん、中村さんとともに弁護活動に力を尽くしています。

(取材年月:2018年12月)

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専門家プロフィール

上将倫

離婚問題と男女間トラブルを解決する弁護士

上将倫プロ

弁護士

弁護士法人 松尾・中村・上 法律事務所

依頼者にしっかりと向き合い、依頼者と一緒に最良の解決を目指す。離婚問題、男女間トラブルについて特に経験が豊富で、高い解決力をもつ

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