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板倉敦司プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「雨戸戸袋の中にハチが出入り!」京都市の蜂の巣駆除

板倉敦司

板倉敦司

駆除実施地域

京都府京都市北区の一般家庭様

ハチの種類

分からない

巣作りされている所

雨戸戸袋内部かも

お客様のお悩み

御自宅は一戸建てになるのですが,つい最近に
お庭が少し雑草が生い茂っている状態となって
しまっていたため,草刈りを行っていたところ
とんでもない異変を察知したのです。

少し離れた箇所の目線の高さ付近にて大きな虫が
飛んでいるのを確認したのです!

するとその大きな虫は庭に隣接している一階の
窓付近へ一直線に飛んでいったのです!

一体何の虫か分からなかったのですが,気になり
そちらの窓付近に近付いたのですが既に先程の
虫の姿は無く,見失ってしまったのです。

ですのでたまたま飛んでいただけなのかと思い
草刈りを再開しようとした瞬間,再び
すぐ側で大きな虫が姿を現したのです!

今度は見失わない様注意深くその虫の行方を
追ってみたところ,なんとその虫は窓の横に設置
されていた雨戸の戸袋内部へと侵入したのです!

その虫はよく見るとどうやらハチのようだったので
もしかして戸袋の中に巣をつくられているのか!?

一気に不安と恐怖に襲われることに。

しかし戸袋の中が見えないため,巣の確認は
出来ないのではっきりとは分からない・・・

かなり大きな蜂だったのでご家族の方にも確認
してもらったところ,スズメバチではないか
という事だったのです。

ですがその後もしばらく様子を窺っていたのですが
戸袋の中へ出入りするハチの姿は無かったので
巣は作られていないのか?

そしてこんな所に巣作りすることはあるのか?

と頭の中は?でいっぱいになることに。

その後は気になって仕方のない状況になって
しまったため,草刈りも行えないことに。

一時はお客様御自身で戸袋に収納されている
雨戸を引き出し,確認しようかと思ったのですが
もしも巣作りされていたら危険だという事で
ご家族の方に制止され,思いとどまることに。

そちらの雨戸は普段ほぼ閉めることはなく
そのままの状態で,年に数回程度の台風が接近
する際などのみ閉められていたということ。

もしも今後また台風が接近するような事があれば
雨戸を引き出し閉めることも考えられるので
このままでは台風に備えることが出来ない
ということも悩みの種となったのでした。

一体どうすれば良いのか・・・

こういったお悩みでございました。

お客様のお悩み,まとめ

①戸袋の中に巣作りされることはあるのか?

➁雨戸を引き出すことが出来ない

私(ハチ駆除専門業者)の考察

お客様のお悩み①に関しまして

御自宅の各お部屋の窓に設置されている
ことがある横に引き出すタイプの雨戸の
収納部である戸袋内部というのも蜂に巣作り
されてしまうポイントとなります。

まさかの営巣箇所になりますが,戸袋内部は
程よい空間となっているためハチの標的と
なってしまうことがあるのです。

ご家庭によっては雨戸が上下に開閉するタイプの
シャッター式の雨戸のボックス内にも巣作り
されることがあるのですが,比較的サイドに
引き出すタイプの雨戸戸袋内の方がハチの種類を
問わず標的となりやすくなります。

戸袋にはほとんどが中央部分に雨戸を引き出す
ための切り込みが存在するのですが
その切り込みの隙間からハチが侵入し内部に
巣作りされるというわけです。

戸袋内部に巣を作られてしまうと巣が完全に
見えないため,どうしても発見が難しく
遅れてしまうことが多いのです。

もしも御自宅の雨戸がそのような構造であれば
ハチに巣作りされてしまう事があるということを
頭の片隅に置いて頂ければと思います。

どんなハチが巣を作るのか?

戸袋内部に巣作りを行うのは主に3種類で

  1. スズメバチ
  2. アシナガバチ
  3. ドロバチ

が巣作りを行うことが多いのですが1から順に
危険性が高いのと巣作りを行う確率が高い
ということになります。

どの種類のハチに巣作りされてしまっても
巣が見えないため,かなり厄介なのですが
中でも1のスズメバチに巣作りされてしまうと
危険性の観点からも最も厄介と言えるでしょう。

スズメバチの中にも数種類存在するのですが
戸袋内に巣作りしやすいのは主に

  1. モンスズメバチ
  2. ヒメスズメバチ
  3. キイロスズメバチ

となり,1から順に巣作りしやすくなります。

特にモンスズメバチとヒメスズメバチが
巣作りを行いやすく,この両者に関しては
山間部,都市部を問わず生息していますので
いつどこのご家庭が標的となるかは
分かりません。

中でもモンスズメバチの場合はかなり巣を
巨大化させますし,ハチの数もかなり増加
させますので戸袋に関しては最も注意が
必要なスズメバチになります。

ヒメスズメバチも巣作りを行いやすいのですが
このスズメバチは他のスズメバチと比べ
巣はそれ程巨大化せず,ハチの数も桁違いに
増加することは無いスズメバチになります。

ですがヒメスズメバチはかなり厄介な点があり
今回のような戸袋内部など閉鎖空間に巣作り
することがほとんどで,そして屋根裏内などにも
巣作りしやすく,営巣箇所が内部のかなり
奥深くに巣作りすることもあり,中には
数メートル奥にまで侵入し巣作りすることも
あるので駆除の際,巣が発見することが
出来ないといった事もありますのでそんな
観点からは厄介なスズメバチになります。

今回戸袋内部に出入りしていたハチは
スズメバチかもしれないという事でしたが
ヒアリングさせて頂いた際にヒントがあり
それはそれ程内部に出入りしているハチの
姿が無かったという事。

もしもモンスズメバチが巣作りを行っている
場合はかなりハチの数も増加することに
なりますので,かなり頻繁に出入りすることに
なり,早期に異変を察知しやすいのです。

ということはハチの数がそれ程増加しない
ヒメスズメバチである可能性が高いのです。

それ程ハチの数が増加しないという事は
それだけ営巣箇所に出入りするハチの数が
少ないため,気付きにくいという事です。

ですので今回に関してはヒメスズメバチである
可能性が高く,もしかすると営巣箇所も
奥深くの分かりづらい箇所になっている
可能性が考えられるのです。

常時雨戸が閉められた状態は特に要注意!

今回のように雨戸を常に収納している状態でも
ハチの標的となりやすいのですが,特に注意が
必要なのは常に雨戸が引き出されている状態
つまり窓に雨戸を常に閉めきっている状態です。

この場合は戸袋内部が完全な空間になっており
がら空き状態となってしまっているからです。

もしも御自宅に全く使用されていないお部屋
などで雨戸が常に閉められた状態になっている
窓が存在すればかなり注意が必要なので
定期的に屋外側から戸袋の状況を点検
しておくことをおススメ致します。

その際戸袋内部に蜂が侵入していくのを確認
した場合は,それはほぼ巣を作られていると
思ってもらって良いのでその時点ですぐに
対処しておくことが重要です。

雨戸が閉めきられている状態が多いケースでは

  • 長期間御自宅を留守にすることがある
  • 事情によりほぼお住まいになられていない

このようなケースでは全ての窓の雨戸が完全に
閉められている状態となっていることが多く
その状態が長期間に及んでしまうことに
なりますので標的となってしまいやすいのです。

久々にご帰宅された際,あるいは久々に空気の
入れ替えなどで訪問した際,現地ではハチが
飛び回りとんでもない状況に陥っている
という事態も発生することがあるので

長期間雨戸が閉められている状態となって
いる場合は蜂に巣作りされる確率が高い


ということを念頭に置いて頂ければと思います。

長期間留守にするケースでは時期によっては
全くハチの心配はいりません。

もしも11月頃から3月頃までの間であれば
ハチの活動は停止しており新たに巣作りを行う
ことはありませんので心配は無いでしょう。

しかし4月頃から10月頃までの間であれば
活発にハチが活動しており新たに巣作りを行う
時期になりますので注意が必要です。

11月から3月頃の間でも例外的に蜂の標的と
なってしまうことがありますが,それは稀で
巣作りを行うという訳ではありませんので
そこまで気を使う必要はないでしょう。

とりあえずは久々にご帰宅された際など雨戸を
開放する際は必ず事前に屋外側から戸袋内部に
ハチが出入りしていないかどうかをよく確認
してから行って頂く様お願い致します。

お客様のお悩み②に関しまして

雨戸が戸袋内に常に収納されている状態で
もしも内部に蜂に巣作りされてしまうと完全に
雨戸を引き出すことが出来なくなります。

今回のお客様のように雨戸に触れることなく
ハチの出入りを屋外側から確認出来れば
まだ不幸中の幸いになります。

もしもハチの出入りなどの異変を察知する
ことが出来ず,雨戸を引き出してしまうと

巣を破壊してしまうことが多い

戸袋内に巣作りされている場合,かなりの
確率で雨戸が巣に接触あるいは巣を完全に
破壊してしまうことがあるのです。

中には雨戸自体に巣作りされていることもあり
その場合は引き出した際,間違いなく巣を
破壊してしまうことになるのです。

そうなればとんでもない事態に発展して
しまうのは間違いないでしょう。

久々に雨戸を引き出す際は要注意!

普段全く雨戸を閉めることなく常に戸袋に
収納されている状態もよくあると思いますが
その場合も戸袋内部に空間が生じていれば
巣作りされることもありますので久々に
引き出す際は必ず事前に屋外側からハチが
内部に出入りしていないかどうかをよく
確認してから行って頂く様お願い致します。

久々に雨戸を閉めるケースで多いのが

  • 数日後に台風の接近が迫っている

このような状況で雨戸を引き出そうとした
瞬間,異変に気付き台風に備えることが
出来ないといった事態に陥ることが
あるのです。

中には雨戸を引き出した瞬間,突然目の前に
ハチが姿を現し室内に蜂が侵入してしまい
パニックに陥ってしまったということも
実際にありますので台風の接近などの際で
雨戸を閉める可能性のある場合は数日前から
戸袋の状況を点検しておくことが重要です。

そして異変を察知した場合は即座に対処
しておくことをおススメ致します。

調査駆除に御訪問

雨戸が引き出せない状況なので迅速に御対応。

該当の雨戸戸袋を確認しますと,やはり
一見しただけではハチに巣作りされているのか
全く分からない状況。

しばらく待機しハチの動向調査実施。

すると数分後にはハチの姿!

正体はやはりヒメスズメバチで戸袋内部に
侵入するのを確認出来ましたので営巣確定。

スズメバチ戸袋

やはりヒメスズメバチだったのでそれ程
ハチの数が多いわけではなかったのです。

状況が把握出来ましたので駆除実施。

まずは戸袋内部に薬剤注入しますと
想定通りハチの羽音!

全てのハチを退治出来たところで
戸袋内部の調査。

すると,ありましたヒメスズメバチの巣。

内部の少し奥に位置する戸袋部分に巣作り。

蜂の巣戸袋の中

跡形なく完全に除去完了。

スズメバチ巣撤去

そしてスズメバチの亡骸も全て回収。

巣はやはりそれ程成長していなかった様子。

ヒメスズメバチの巣

ここからはしばらく待機し巣に戻ってくる
戻りバチを地道に捕獲退治し,そして
念のため敷地内その他の箇所も調査実施。

結果他では現時点では巣作りされていない
ことを確認出来ましたので駆除作業の完了。

お客様に結果報告

①戸袋の中に巣作りされることはあるのか?

➁雨戸を引き出すことが出来ない

今回のお客様のお悩みは注意点のご報告並びに
完全に駆除出来たことで御解決頂けました。

これでもしも台風がやって来たとしても
安心して雨戸を閉めて頂くことが出来ます。

しかしその他の窓にも同様の戸袋が設置されて
おりましたので今後もハチの種類を問わず
標的となってしまう恐れがありますので
定期的に意識的に点検を行って頂く
必要がありそうです。

お客様も気付かずに雨戸を引き出すことが
無くて良かったとホッと一安心。

今回の駆除事例のポイント

①戸袋内にもハチに巣作りされることがある

➁長期間留守にする場合は要注意

ポイント①に関しまして

御自宅の状況にもよりますが,各お部屋などの
窓の横に設置されている雨戸戸袋内部
というのもハチの種類を問わず標的となって
しまうことがあるのです。

今回はスズメバチに巣作りされていましたが
その他のアシナガバチやドロバチなどにも
巣作りされてしまうことがあるのです。

やはり最も危険なのはスズメバチになりますが
アシナガバチなどであっても雨戸を取り出した
際などに襲われる確率が非常に高いので
ハチの種類を問わず注意が必要でしょう。

戸袋内は雨戸が収納されている場合でも
空間となっていることが多く,そんな空間に
好んでハチは巣作りを行いますので全く
手付かずの雨戸戸袋が存在する場合は
ご注意ください。

戸袋内に巣作りする場合はほとんどが
中央部分にある切り込みの部分から内部へ
侵入することが多いので,雨戸を引き出す際
収納する場合などはまずはそんな箇所から
ハチが出入りしていないかどうかをよく
確認するようにしましょう。

そして普段ほぼ引き出すことが無い状況で
台風接近などの際に久々に雨戸を引き出す際は
必ず屋外側から戸袋部分に異常が発生して
いないかどうかをよくご確認ください。

ポイント②に関しまして

お仕事のなどのご都合や,事情により長期間
御自宅を留守にする際,ほぼ空き家状態となって
しまうようなケースで各窓の雨戸を完全に
閉めきった状態にされている場合は特に
戸袋内がハチの標的となりやすいのでもしも
そのような状況がある場合は気を配って
頂く必要があります。

ほぼ訪問することのないような状況であれば
いつの間にか蜂に巣作りされており,状況に
よってはお隣様など第三者の方々に影響が
出てしまっていたという事もよくありますので
そんな観点からもほぼどなたもお住まいに
なられていない住宅の所有者の方は定期的に
訪問し点検しておくことが重要です。

そして久々にご帰宅された際や空気の入れ替えの
ために訪問された場合で各窓の雨戸を開放
なさる際は念のため屋外側から各窓の戸袋の
状況をご確認頂く様お願い致します。

もしもハチに巣作りされていた場合,巣を破壊
してしまうことがあり,そうなればかなり
危険な状況に陥ってしまうことになるので
十分ご注意ください。


最後まで御熟読ありがとうございました。

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板倉敦司
専門家

板倉敦司(害虫駆除業)

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10年以上にわたり蜂の駆除に携わってきました。「巣の場所を特定してほしい」や「蜂が来ないようにしたい」といった相談にも応じています。電話での依頼は24時間受け付け、平穏な生活を守ります。

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