大阪市中央公会堂(おおさかしちゅうおうこうかいどう)は、大阪市
北区中之島にある集会施設。
大阪市中央公会堂(旧中之島公会堂)は1911年(明治44年)、株式仲買
人である岩本栄之助が当時の100万円を寄付して建設計画が始まった。
北浜の風雲児と呼ばれた相場師・岩本栄之助は渋沢栄一が団長となった
1909年(明治42年)の渡米実業団に参加し、アメリカ大都市の公共施設
の立派さや富豪たちによる慈善事業・寄付の習慣に強い印象を受けた。
建物は鉄骨煉瓦造地上3階・地下1階建て。
意匠はネオ・ルネッサンス様式を基調としつつ、バロック的な壮大さを
持ち、細部にはセセッションを取り入れており、アーチ状の屋根と、
松岡壽によって天地開闢が描かれた特別室の天井画・壁画が
特徴となっている。
大阪市中央公会堂は、日本有数の公会堂建築であり、外観、内装とも
に意匠の完成度が高く、日本の近代建築史上重要なものとして2002年
(平成14年)12月26日、国の重要文化財に指定されている。
大阪市中央公会堂
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