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24年問題をどう?対処するか?

八田俊吾

八田俊吾

テーマ:便利は有償不便は不人気されど対価は大切

24年問題について、
クチだけ番長勢ぞろい、(荷主さま)心配してます。(運送会社)運べなくなります。(運転手)稼げなくなります。で?どうしますの?

そもそも論「長距離運行に課題あり」について
大阪から東京まで 600㎞を何時間かけて走っていると思います?いまどきとっても便利な高速道路あります全線高速に乗っていけばいいのになぜ?使わない?ひとつには売上に経費として計上できていないこと。始末したら運転手の手当が増えるなどという仕組みがあること。お国の方針で割引時間に制約つけるのだから?そら?混乱しますわ。
荷主さまがどう思っているのか?わからないけど「うちの運送業者は安いねん」って?言われていたお客さまが「値上げしてきたからあなたのところは〇〇円で?やれる」って? ご相談いただくのでもう大変です。「提案営業」をしたい私たちとしてはコレはチャンスではなく、仕事が減っていく協議となっています。
営業、製造、物流、配送の4部門がタッグを組むと効率化は実現します。なぜだか?運送会社は自由競争、下請け孫請け、果てしない連鎖あり、そういう業界だからこそ曖昧な感じでよくわからないしのぎを削ってやっていけているのだと考えてます。
9時から荷物を納品して、15時には積み込んで大阪を出発できる仕組みがあるのなら改善は可能なのです

近年の人材不足、人件費UP、燃料高騰、車両費はじめとする調達価格やメンテナンス経費等の物価上昇はとどまらないにもかかわらず運賃値上をせず、業務改善の提案協議もしなかった奥ゆかしい運送会社です。
この10年位でしょうか?勢いあるのところは混載便という手法を用いて1運行で複数個所に配達にいき収受高を伸ばしてきた。労働時間は長くなるけれど売上と給与は魅力的なのです。1カ所から1カ所への運行は値上(1kmあたり50円)していなければ赤字運行です。

拘束時間の改善は別の問題です。特にドライバーがお客さまのスタッフの代わりに商品を仕分けし、養生、積込作業まで?サービスでやることで他社としのぎを削ってきたのだから、24年問題を機に正常化を提案するなんてこと至難なのやもしれません。発注前倒し納品の時間規制を緩和することでターミナルセンターを活用できます。エコにもSDGSにも地球環境にも貢献ができるのです。 

地場運行の課題  運ぶこと以外の作業(お客さまのスタッフの代わりに商品を仕分けし、養生、積込作業まで)を無償のサービスでやるのだから時間が短くなるわけありません。地場の専属便が朝3時に出勤し、6時から納品に対応していることも多くあります。働く時間、作業内容や運行内容にきちんとした対価をいただくことが大切なのです。お客さまみなさまへにご理解いただきたいことあります。コンビニのアルバイトでも深夜、早朝は割増での雇用が常識です。便利は有償、不便は不人気ですが、対価は大切なのです

奥ゆかしいだけでは生き残らない。お客さまともに更なる企業、事業の成長のために協議させていただきたいと行動しておりますのでなにとぞよろしくお願いします。

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八田俊吾
専門家

八田俊吾(倉庫業、運送業)

株式会社あんどっところ

大阪府内で複数の倉庫を管理し商品の保管・流通加工、発送を行っています。物流コンサルタントとして、安全機器の販売、生損保保険、自動車販売、メンテナンスリースの提案など、業務効率化をサポートします。

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