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津嘉山朝則プロは琉球放送が厳正なる審査をした登録専門家です

自分の体質を知ることが最初の一歩。薬膳とAIが拓く個別健康ケア


「体に良い食べ物」は、実は人によって違う。中医学が教える体質

「体に良い食材を積極的に食べているはずなのに、なんとなく調子が上がらない」。そう感じたことはありませんか。実は、これは珍しいことではありません。中医学の考え方では、同じ食材でも体質や季節、体の状態によって効果は大きく異なります。ある人に「体に良い」とされる食べ物が、別の人には逆効果になることもあります。

例えば、体を冷やす性質を持つきゅうりは、夏の暑い時期に熱を持ちやすい人には最適ですが、もともと冷え性の人が毎日食べ続けると、むしろ体の不調を招くことがあります。ショウガは「体を温める」として知られていますが、体に熱がこもっている状態の人が多量に摂ると、のぼせや不眠につながることもあります。「何が体に良いか」ではなく「今の自分の体に何が必要か」を知ることが、真の食養生の出発点なのです。

国際中医薬膳師として私が大切にしているのは、まさにこの「個別化」という視点です。一般的な健康情報ではなく、その人の体質・生活習慣・季節の変化に合わせたアドバイスを届けることが「癒がふ家(ゆがふや)」での食養生相談の核心です。

「自分はどんな体質なのか」を知ることは、一生使える財産になります。体質は一度わかれば終わりではなく、季節や年齢、生活習慣によって変化します。だからこそ、継続的に自分の体と対話する習慣を持つことが大切です。

AI機器「サードアイ」と対話で始める、自分の体の「見える化」

近年、私のサロンでは新しい取り組みを導入しています。2025年から、量子理論の考え方を参考にしたAI機器「サードアイ」を活用した、心身のコンディションを多角的に捉えるセルフチェックです。対話だけでは気づきにくい体の状態を、データとして可視化することで、生活習慣を見直す「道しるべ」としています。

まずは自身の状態を客観的に知ることが、意識改革の第一歩」。この考えのもと、得られた情報を整理し、わかりやすく可視化することで生活改善のきっかけを提供しています。「なんとなくだるい」「眠りが浅い」といった漠然とした不調も、セルフチェックを通じて「こういう生活習慣が影響しているかもしれない」という具体的な仮説として見えてきます。

サロンでは、このセルフチェックをベースに個別の生活指導と「いのちの学校」セッションを提供しています。気づきをもとに、生活習慣の見直しとオーダーメードの薬膳レシピづくりに役立てています。伝統的な食養生の知恵とテクノロジーを組み合わせることで、より一人ひとりに寄り添ったケアが可能になりました。

食養生の最大の特徴は、「続けられること」にあります。特定の食材だけを大量に摂取するようなやり方ではなく、毎日の食卓に少しずつ工夫を加えていく。サードアイを通じた見える化は、その継続を後押しする仕組みでもあります。「なんとなく健康になった気がする」から「体の変化が実感できる」へ。その体験の積み重ねが、食養生を一生のパートナーにしてくれます。

沖縄県内各地の学校や公共施設での食育講座を開催してきて気づいた事が多々あります。一例を挙げますと、「咀嚼」の意味あいをほとんどの方が知らない、 若しくは履違えた解釈をなさった方がほとんどでした。本来の咀嚼力とは人間の身体の仕組みに大きな意味があって単純に
「ゆっくり食べなさい」は言われた事はあっても「なぜ?ゆっくり食べないといけないのか?」その先の説明が欠けていたりするのです。

私は想います 世の中に避けられない事があるとするのなら、知識さえあれば回避できる事もある。ことさら「自分の体を知る」重要性をお伝えしています。食と自分の体について、ぜひ一緒に学んでみましょう。今後は県外の方にもご参加いただける様にオンラインでの講座や、
出張イベントなども開催していく予定です。

琉球料理伝承人・恵子との協働が生む、文化と健康の融合

私の活動を大きく支えているのが、琉球料理伝承人である妻・恵子との協働です。琉球料理は沖縄料理の原点であり、その中には長寿を支えた伝統的な知恵が息づいています。恵子の持つ食文化の深い知識と、私の食養生・中医学の視点が組み合わさることで、単なる健康食の紹介を超えた、文化的な深みのある食の提案ができると感じています。

2019年から始めた「元氣ごはん塾」「アットホーム料理教室」「親子料理教室」は、すべて少人数制で丁寧に進めています。料理の技術だけでなく、「なぜこの食材を使うのか」「この調理法にはどんな意味があるのか」という背景まで学べることが、多くの参加者に好評です。「料理の意味がわかった」「食事の時間が豊かになった」という声をいただくたびに、この取り組みの意義を実感します。

沖縄の食文化は、本土のそれとは異なる独自の歴史を持ちます。琉球王国時代に培われた「医食同源」の考え方は、現代の栄養学とも多くの部分で一致しています。地元の食材を生かした昔ながらの料理には、長い時代を生き抜いた知恵が詰まっています。恵子との協働を通じて、そうした文化的な背景を込めた食育をお届けできることに、私は深いやりがいを感じています。

将来的には、沖縄の自然と食文化を生かし、県内外の方々に癒やしの時間を届けたいと考えています。宿泊研修を含め、食と暮らしをまるごと体験できる場をつくっていく構想も温めています。沖縄に来て、食と自然の中で体と心を整える時間を、ぜひ体験しに来てください。

食養生は一生のパートナー。あなたの食卓を、笑顔の場所に

「おいしそう」「おいしい」「おいしかった」を声に出すことが、食を通じた幸せの第一歩です。自然の命をいただく感謝の気持ちが食卓に生まれると、それは家族の笑顔へと広がっていきます。食養生は決して特別なことではありません。まずはできることから少しずつ。今日の食事を少し意識するだけで、体と心は必ず変わり始めます。

沖縄には「ぬちぐすい」という言葉があります。「命の薬」という意味で、食べることそのものが体を癒やすという考え方です。これは中医学の「医食同源」と深く共鳴します。毎日の食事を「おいしいもの」としてだけでなく、「体と心を整えるもの」として意識的に選んでいく、その習慣が積み重なるとき、体は確実に変わっていきます。

「どこから始めればいいかわからない」と感じている方は、まず一度サロンでお話を聞かせてください。体質チェックや食生活の見直し方など、その方の状況に合わせた入り口から始められます。特別な知識は必要ありません。「変わりたい」という気持ちがあれば、それで十分です。

体質や生活習慣についての個別相談、料理教室への参加、発酵食品の購入など、どんな形でもご縁をいただければ嬉しいです。まずはお気軽にお問い合わせください。

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津嘉山朝則
専門家

津嘉山朝則(国際中医薬膳師)

癒がふ家(ゆがふや)

沖縄の伝統食文化と養生の知恵をもとに、発酵食と個別相談を通して、暮らしの質を整える食習慣づくりをご提案するプライベートサロンです。

津嘉山朝則プロは琉球放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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