なぜ今、企業が「離島」に注目するのか?――「しまたび」が提供する共創プロモーションの形
沖縄観光が盛り上がる一方で、離島の現場で浮き彫りになっているのが「移動の足」をめぐる変化です。
かつて離島観光といえば「レンタカー一択」でしたが、近年はその常識が変わりつつあります。運転免許を持たないZ世代や外国人観光客の増加に加え、免許はあっても「普段運転しておらず、旅先での運転は不安」という方が一定数存在します。こうした層にとって、島内を巡る公共交通の有無は、旅の満足度を左右する死活問題です。
今回は、私たちがプロモーションの最適化で伴走している「宮古島ループバス」の取り組みを例に、二次交通をどう価値化するかについてお話しします。
「便利さ」を「旅のコンテンツ」へ
宮古島ループバスは、主要なホテル、観光施設、市街地を繋ぐ循環路線です。しかし、どれだけ優れたインフラであっても、旅行者がその存在を知り、活用シーンをイメージできなければ意味がありません。
私たちは今年度、このバスを単なる移動手段ではなく、「旅を楽しく、身軽にするコンテンツ」として再定義し、プロモーションの最大化に徹底して取り組みました。
車を運転しなくていいからこそ、車窓の景色をゆっくり楽しめる。お酒も楽しめる。何より、運転のプレッシャーから解放される。そうした「ループバスがあるからこそ実現する旅のスタイル」を戦略的に発信した結果、公式サイトへの遷移数は大幅に伸び、非常に大きな成果を上げることができました。
ステークホルダーの想いを繋ぎ、恩恵を広げる
このプロジェクトには、行政、運営主体となる企業、そして運行を支える交通事業者など、多くの組織が関わっています。
私たちの役割は、クライアントの意図を汲み取りつつ、プロモーションという手法を用いて、旅行者と地域の接点を最適化することです。バスの利用が促進されれば、車を持たない観光客が島中を巡り、結果として地域の隅々にまで経済の恩恵が「分散・拡散」されます。これこそが、私たちが目指す地域活性化の形です。
現場の「不便さ」を「価値」に変える
私が現場を大切にするのは、そこにしかない「不便さ」の中にこそ、新しいサービスのヒントが隠されているからです。「宮古島ループバス」の挑戦はまだ道半ばですが、この取り組みから得られる知見は、同じ悩みを抱える全国の離島や観光地にも必ず応用できると確信しています。
結びに
「地域に移動の足はあるが、活用しきれていない」「特定のターゲットへ魅力が届いていない」 そんな課題をお持ちの自治体や事業者の皆様。プロモーションの力で、地域のインフラに新しい価値を吹き込みませんか?
現場の課題に真摯に向き合い、WEBと戦略の力で解決する。そんな「共創」の形を、これからも広げていきたいと思います。
宮古島ループバス公式サイト



