シンプルな帯結びほど、実は難しい

こんにちは。
『キモノが生まれる瞬間からお客さまが袖を通すまで』
オリジナルブランド「明和美染」の販売や、洗い、寸法直しといったアフターケア、
結婚式や成人式などの一般着付け〜日本舞踊の着付け(衣裳方 / いしょうがた)として活動している
古谷野 貢です。
さて、今日は日本舞踊のキモノと、普段の一般的なキモノについて書いていきたいと思います。
同じキモノでも少し違いがあります。キモノだけでなく、着方、帯や襦袢もそれぞれ違いがあります。
例えば、古典舞踊では演目によって特徴的な衣裳が決まっており、芸妓さんや舞妓さんのキモノは、裾を長くして床を引き摺る「裾引き」で着付けます。
また、カツラをかぶる場合は衿にカツラが当たらないように衣紋(衿の後ろ)をたっぷり抜いて着るので、
仕立ての段階で大きな繰越しをつけたり、前巾を広くしたりといった工夫があります。
普段の訪問着や振袖とは、身丈の長さや文様の付け方も全く異なります。
さらに舞踊では「はしょり着付け」をする場合、
衣紋の抜き加減ひとつでおはしょりが無くなってしまうこともあります。
帯の選び方や襦袢も日本舞踊のキモノと一般のキモノでは違ってきます。
もう少し詳しい内容はぜひこちらの記事でご覧ください。
日本舞踊のキモノと一般のキモノの違いを徹底解説



