キモノの「紋」の種類と格について
こんにちは。
『キモノが生まれる瞬間からお客さまが袖を通すまで』
オリジナルブランド「明和美染」の販売や、洗い、寸法直しといったアフターケア、
結婚式や成人式などの一般着付け〜日本舞踊の着付け（衣裳方 / いしょうがた）として活動している
古谷野 貢です。
今回は、多くの方からお問い合わせいただく「着付け道具」についてお話ししたいと思います。
着物に関心をお持ちの方なら、一度は「自分で着て出かけてみたい」と思われた経験があるのではないでしょうか。
とはいえ、
「自分では上手く着られない」
「着付けをお願いしたいけれど、何を揃えておけばいいのか分からない」
このように不安に感じておられる方も少なくありません。
実は、キモノをきれいに着こなすためには、普段の生活では使うことのない和装特有の小物類がいくつもあります。
これらのアイテムをあらかじめ知っておくことで、いざという時にスムーズに準備ができ、着付けを依頼する際にも安心です。
今回は、「これだけは揃えておきたい！」という基本の着付け道具を中心に、わかりやすくご紹介してまいります。
着付け道具には2種類あります
キモノを着る際に欠かせない小物は、大きくわけて2種類あります。
「着付けに必要なもの」
「装いを引き立てるもの」
前者は見えない部分で着姿を整え、後者はコーディネートのアクセントとして華やかさを添えます。
それぞれの役割を知っておくことで、着物の楽しみ方がぐっと広がります。
着付けを支える小物
着付けを支える小物というのは一般的に「着付け道具」のことです。
足袋以外はキモノを着用した際にはすべて隠れるもので、表に見えるものではありません。
足袋
和装ブラジャー
肌襦袢
裾除け
補整各種（タオルなども含まれる）
腰紐
きものベルト（クリップ付）
伊達締め
衿芯
帯板
帯枕
装飾の小物
これらは着用の際の道具として必要なものではなく、キモノを着飾るため、個性や華やかさを添えるために使われるアイテムです。
キモノは形が決まっている分、小物の選び方で印象が大きく変わります。
フォーマルでは控えめに、カジュアルでは自由なアレンジが楽しめます。
それでは代表的な装飾小物はこのようなものになります。
半衿
帯揚げ
帯締め
帯どめ
草履
バッグ
髪飾り
それぞれ写真付きで役割を詳しく知りたい方はこちらのコラムをぜひこちらをご覧ください。
着付け道具〜キモノを着るために必要な小物〜
