靴修理店のお勧めする【失敗しない靴の選び方】のポイント その1
こんにちは。
フットライト.梶田です。
失敗しない靴の選び方のポイント、その2です。
皆様が靴を購入する際、大抵の方は「自分のサイズ基準値」を基に靴のサイズを選んでいることと思います。
例えば、自分に合っているかなと感じているサイズが25cmの場合は、この25cmがその人の「自分のサイズ基準値」になります。
ただ、この25cmの「自分のサイズ基準値」がその人にとって合っているサイズ、という訳ではありません。
これは、同じ規格サイズのネジであればどのメーカー製でも合うという様に、靴の規格サイズに合わせてメーカーは靴を作っているのではなく、出来上がった靴(靴型)を規格に照らし合わせて一番近いサイズを表記するために、A社とB社が同じサイズ表記をしていても足のフィット感は違ったり、例え同一メーカーの靴でも靴型が変われば同じサイズのはずなのにフィット感は違ったりするんです。
更に、よく「足の指の形は人によって違う」と聞きますが、この足の指の形は3つのパターンに分けられるにも拘らず、実際に販売されている靴のつま先の形はほとんど選べませんから、自分の指の形によっては「自分のサイズ基準値」でもつま先の当たる靴も出てきます。
つまり、「今までの購入歴を平均したら25cmかなぁ」という曖昧な感覚で、とりあえず25cmを買っておけば失敗しないだろうと考えていても、「メーカーによる違い」、「デザイン(靴型)による違い」、「足の指の形による違い」という、3つの違いによってフィット感は大きく変わってくるんです。
このため、靴を購入しようとする際は、「自分のサイズ基準値」の靴を中心に、「1サイズ小さい靴」と「1サイズ大きい靴」の3足を履き比べて、一番しっくりくる靴を選んでください。
また、どうしても判断が難しい場合は、敢えて1サイズ大きい靴を選ぶと失敗しにくくなります。
(1サイズ大きい靴であれば、サイズ調整のテクニックで履き心地の修正が可能です)
その他重要なポイントとしては、靴を試し履きする際は「30歩」以上歩いて、当りや痛みが無いかを確かめてください。
よくその場で足踏みをしている人もいますが、足踏みは自己満足以外に何も意味はありませんので、必ず「30歩」以上歩いて、当りや痛みの有無を確認し、納得のできる靴を購入しましょう。
ちなみに、「3足」を履き比べて、それぞれ「30歩」以上歩く方法で靴を選びますと、最低でも「30分」はかかりますので、靴選びには「3」の数字が重要だと思っていただければ、靴選びの失敗はほぼなくなることかと思います。