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お気に入りの靴ベラを持ちましょう

梶田つとむ

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テーマ:靴用品

こんにちは。
フットライト.梶田です。

前回の話で、「靴ベラは何を買っても違いはないの」という話をしましたが、その続きです。

靴ベラを購入する際の重要なポイントですが、「自分が気に入った物を買う」の一言に尽きます。
また気に入った靴ベラを持つ事は、靴を長持ちさせるための重要なポイントです。



例えば、上がり口で靴を履こうとしているのは自分1人であれば余裕を持って履けますが、複数の人が後ろで待っていればなるべく早く履かなければという心理が働きます。

しかし日本でマイ靴ベラを持つ人は未だに少ないので、ほとんどの人は靴を履く際に近くに置いてあるかもしれない靴ベラを探して使うか、そのまま指で履き口を引っ掛けて履くことになります。

こうなると一人一人の動作が無駄に増えてしまい、上がり口の渋滞を起こしてイライラする人も出始めるのですが、マイ靴ベラを持っていれば無駄な動作無くスマートに履くことができ、待っている他者のイライラも無くなります。


ただそういった場面で、マイ靴ベラを躊躇なく取り出すことは出来ますか。となると、少し話は変わってきます。

自分1人しかいないのであれば、靴ベラはただの道具でしかないので価格や材質に気を遣う必要もありませんが、多くの人が見ている中で「出すのにちょっと気が引けるな」と思ってしまう靴ベラだったとしたら取り出しにくいですよね。

どうせなら、他者が「うわっ、カッコイイ!」とか「あの靴ベラかわいい!」と思ってくれそうな靴ベラの方が、気持ち良く取り出せます。



そのためにも、見た目をある程度重視した靴ベラや、自分自身が気に入ったこだわりの靴ベラを持つようにすれば、他人に見せたくなり、見せたいから使い、使い勝手も良くなって靴の傷みを減らせますよ。という事なんです。

更に、紳士靴に靴ベラを使うことにはあまり意外性を感じませんが、これがパンプスで使ったり、スニーカー、作業靴でも使ったとしたらどうでしょう。
靴にとって間違いなく良い行為であるのは誰もが判るため、ほとんどの人が使っていない今なら一目置かれる存在になれると思いませんか。

せっかくですから、靴ベラは靴を履きやすくするためだけの道具としてではなく、「使いたくなる」「他人に見せる」愛用品として、いつも持ち歩きたくなる靴ベラを購入されることをお勧めします。


ちなみに靴修理店では様々な種類の靴ベラを取り扱っておりますので、一度ご相談ください。

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梶田つとむ
専門家

梶田つとむ(靴修理業)

足と靴の店フットライト.

靴に携わり20年の経験と技で、他店では行わないような難しい修理や改造、特殊な靴の修理も引き受けます。フランチャイズ店にはない懇切・丁寧なサポートで大切な1足を新しく生まれ変わらせます

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