“キレイ”を通じて快適な環境を提供し、笑顔あふれる豊かな暮らしをサポート（2/3）

小さな気づきや気配りを大切に、顧客と信頼関係を構築

　大学卒業後、ダスキン本社に入社し3年間営業や基本業務に従事した荒井さん。その後、地元岡山に戻り、父が始めた「ダスキン備前」に入社しました。

　「現場で数年間働いた後、支店長を経て、2012年に代表に就任しました。今でも忘れられないのが、ダスキン後継者経営塾に参加した際、後継者はアンウェルカムスーパーバイザー、つまり招かれざる経営者だと言われたことです。受け入れてもらうためには、教養を身につけねばならないと教わりました」

　従業員を率いることに難しさを感じていた荒井さんは、塾をきっかけに、青年会議所や商工会議所、法人会などさまざまな集まりやセミナー、勉強会に参加し、経営者になるための学びを重ねました。

　「お客さまに直接伝わることではないのですが、例えばマット交換の際、『今日も明るく気持ちの良い職場でありますように』『お客さまが商売繁盛しますように』など、気持ちを込めて床を掃くようにしています。他にも庭先に花が咲いていたら『きれいな花ですね』と一声掛けるなど、小さな気づきや気配りを大切に、お客さまと信頼関係を築いてほしいと従業員には伝えています」

　「お叱りの言葉をたくさんいただいたおかげで、今日までやってくることができました」と荒井さん。
　「長年ご契約いただいている事業所にごあいさつに伺った際、『あいさつや礼儀、気配りが行き届き、優しい担当者が多い』と褒めてくださいました。私のいないところでも従業員が一生懸命対応してくれていることが分かり、大変うれしかったです」

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