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さりお2024年4月号に投稿しました!

〜自分の歯を長く健やかに保つために細菌と力、2つのコントロールが鍵〜

 歯が失われる主な原因は、細菌による炎症で引き起こされる歯周病や虫歯と、加齢やかみ合わせの不具合などで一定の歯に負荷がかかり、歯がもろくなることの2つ。
 予防歯科では、これらの要因を改善し、歯の欠損を未然に防ぐことに注力しています。具体的には①細菌のコントロール②力(かみ合わせ)のコントロール、2つのコントロールが鍵となります。
①細菌が増殖しにくい環境を保つ
 細菌のコントロールは、歯科での定期的なプロケアと自宅でのセルフケアの両輪で細菌が増殖しにくい環境をキープします。特に歯周病は、糖尿病・動脈硬化・アルツハイマー型認知症などへの影響も言われており、全身の健康のためにもケアが欠かせません。
②かみ合わせを調整し、負荷を改善
 一方、力のコントロールは自分ではできないため、歯科での調整が必要。歯周組織(歯茎・骨・歯根膜)がもろくなると、荷重がかかった時に歯がグラグラ動き始め、移動します。持続的な力が継続的に加わると、すり減ったり、割れたりすることがあります。また、顎(がく)関節に疲労がたまり顎関節症につながることも。
 さらに歯が動くことで歯周ポケットが深くなり、歯周病のリスクも高くなります。かみ合わせと歯周病は深く関わっているのです。次回はかみ合わせの治療について詳しく紹介します。

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中村壮一郎
専門家

中村壮一郎(歯科医)

Dorf中村歯科

患者さまが一番困っている箇所を早期に解決(主訴の解決)し、お口の健康状態をチェック(診査・診断)。丁寧な歯みがき指導や術者による歯の研磨など、予防のためのケアにより生涯自分の歯を残すよう治療します。

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