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高緑ひろみプロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

「緊急事態条項」と不安を抱えた時の心の扱い方

高緑ひろみ

高緑ひろみ

テーマ:社会課題と心理学

コラムへのご訪問、ありがとうございます。

大分の心理カウンセラー/高緑ひろみです。

詳しいプロフィールはこちらこちらから。





私は、転職20回・バツイチ・アダルトチルドレンという自分の経験をもとに、

「自分には価値が無い」と思い込んでしまう根本原因に気づき、

自分の人生を自分で選んで歩けるようになるお手伝いをしています。





一人で生きるも楽し。誰かと過ごすのも楽し。

一人で生きることは、決して孤独で可哀そうな人生ではありません。

カウンセリングルーム『セルフリスペクト』は、

自分を尊重し、周りの人たちに感謝しながら、

自立した唯一無二の人生を生きる、すべての人たちを応援しています。






今回は、最近ニュースで耳にする

「緊急事態条項」という言葉と、

不安を抱えた時の心の扱い方についてお話ししたいと思います。





制度の賛成・反対を語るのではなく、

「聞くだけで不安になる」

「よく分からないけど怖い」

そんな気持ちに寄り添いながらお話しします。






特に、アダルトチルドレン(AC)の女性は、

とても優しくて、人の痛みに敏感で、

そのぶん「危険な匂い」にも敏感です。





だからこそ、

こういった制度の話題で心が揺れやすいのは、

決して弱さではなく、

あなたの優しさと感受性の高さから来ていると私は思います。





まずは、心の扱い方の前に、緊急事態条項の問題点をピックアップ!

自民党草案による

「憲法に緊急事態条項を明記すること」の問題点として、

私は次のように考えています。

  • 「緊急事態」の定義:何をもって宣言できるのか。自然災害、外部からの武力攻撃だけか、感染症の流行も含むか。
  • 宣言の期限・解除基準:いつ切り替えられて、いつ平時に戻るのか。
  • 権利制限の範囲:どのような人権・自由がどの程度制限されるのか。
  • 議会・司法・地方自治体のチェック体制:宣言・措置に対して議会の承認
  • 監視があるかどうか。
  • 濫用防止メカニズム:非常時措置が平常化
  • 無限定化しないような設計があるか。
  • 地方自治との兼ね合い:地方政府の自主性

これらの内容が、はっきりと決められていなかったり、

公開されていなかったりするために、

さらに国民に不信感が広がっていることが問題だと私は思っています。


とりあえず、憲法に緊急事態条項を明記してから、

そのあとで重要な危機管理設計をしようとしているところが、

非常に危険だと感じています。


時の政権や国会議員が、

国民の意見をまったく聞き入れず、

憲法に明記した緊急事態条項を盾に、

「情報統制、資産の凍結、基本的人権を無視など」を行って、

日本が独裁国家になる可能性があるからです。


実は、アメリカには、憲法に緊急事態条項はありません。

大統領の独断ではなく、

  1. 議会(上院・下院)の監視・報告義務
  2. 毎年の更新が必要
  3. 司法審査(違憲審査)も可能

など、チェック機能が非常に強力です。


このように、様々な危機管理設計を後回しにして、

いきなり憲法に緊急事態条項を明記するのは、

私は反対です。





この状況を踏まえた上で、心理カウンセラー/高緑ひろみが、

「不安を抱えたときに大切にしたいこと」についてお話しします。

結論は、次の5点です。

  1. 「政府を信用できない」…そう感じても大丈夫
  2. 「怖い」「よく分からない」を無理に消そうとしなくていい
  3. 「不安の正体」は、「情報不足」の時に大きくなる
  4. 心が揺れやすいACの女性におすすめの「3つの心の守り方」
  5. 「怖い」を小さくする一番の方法は「言語化」






1. 「政府を信用できない」…そう感じても大丈夫

ACの方は、過去に

「裏切られた」

「突然態度を変えられた」

「説明がなく決められた」

という経験を持っている場合が多くあります。



そのため、

  • ルールが勝手に変わる気がする
  • 上の人の判断が怖い
  • 何を信用していいのか分からない

という「身を守る反応」が強く出るのは、とても自然なことです。



まずはその警戒心を、

「私は自分を守ろうとしているんだね」

と優しく認めてあげてください。





2. 「怖い」「よく分からない」を無理に消そうとしなくていい

緊急事態条項という言葉を聞いて、

胸がザワザワしたり、

苦しくなる人もいるかもしれません。

でも、その感覚は悪いものではありません。



人は、

「よく分からないもの」に出会うと、不安が強くなる

生き物です。



ACの方は特に、

「正解を探して安心したい」

「間違ってはいけない」

という思いが強くなりやすいので、

こうした制度の話は心が揺れやすいのですね。





3. 「不安の正体」は、「情報不足」の時に大きくなる

緊急事態条項をざっくり言うと、

  • 大きな災害や戦争のときに国の仕組みを一時的に特別モードにする。
  • その範囲や使い方など重要な制度設計が決まっていないのに、先に憲法に緊急事態条項を明記しようとしていることへの危険性が問われている。

もちろん大切な議論ではありますが、

「私たちの日常が突然変わる」という話ではありません。



ただ、情報があいまいだと、

心の中に「空白」ができてしまいます。

人はその空白を、

「最悪の想像」で埋めてしまう傾向があります。



だから、少しだけ「何の話なのか」を知っておくだけで、

不安のふくらみ方はまったく違ってきます。







4. 心が揺れやすいACの女性におすすめの「3つの心の守り方

実は、制度の話を理解するより、

心をどう扱うかの方がずっと大切です。



① 全部分かろうとしない

ACの方は「完璧に理解しなきゃ」と無意識に思いがちです。


でもね、

「制度の100%理解」なんて、専門家でも難しいんです。

あなたは、

「私が知っておきたいこと」だけ知っていれば充分なんです。



② 感情に訴えかけてくる情報に流されない

SNSやYouTubeでは、

刺激的なタイトルで不安を煽るものも多いですよね。

AC気質の方は、人の感情に共鳴しやすいので、

強い言葉の影響を受けやすいタイプ。


だからこそ、

感情ではなく、「事実」だけを拾う習慣をつけると心が守られます。



③ 「怖さの裏にある自分の本音」を大切にする

怖いと感じるとき、

その裏には必ず「自分の本音」があります。


「また大切なものを奪われるかもしれない」

「突然変えられるのが怖い」

「自分ではどうにもできない状況が苦手」


こうした気持ちがあるからこそ、

制度の話が不安を刺激するんです。

この「自分の本音」に気づけた時、心はふっと軽くなります。





5. 「怖い」を小さくする一番の方法は「言語化」

心がざわついたときは、

次のことを紙に書いてみてください。

  • 何が怖い?
  • 何が分からない?
  • 何を守りたい?

この3つを書くだけで、不安は半分に減ります。


ACタイプの女性は、

普段から「感情より役割を優先する」クセがあるので、

自分の気持ちを言葉にするだけで、

驚くほど心が落ち着きます。






社会の制度や政治の話は、

どうしても怖さや不信感を引き出しやすいテーマです。





でも、あなたが

「怖い」

「よく分からない」

と感じるのは、

あなたが弱いからではありません。





あなたが

自分や大切な人を守りたいと思っているから。

感受性が高く、世の中の動きに敏感だから。





あなたは、「そのままで」いいんです。

あなたは、あなたでいいんです。

あなたに優しく接してくれる人たちは、

そのままのあなたが大好きなんです。





あなたの心が、少しでも軽くなりますように。

大分の心理カウンセラー/高緑ひろみに

お気軽にご相談くださいませ。






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高緑ひろみ
専門家

高緑ひろみ(心理カウンセラー)

セルフリスペクト

アダルトチルドレンを専門に、認知行動療法などを取り入れた心理カウンセリングを提供。自身の回復経験をもとに、生きづらさを抱える人が自分を尊重し、未来に向けて行動できる心の習慣づくりをサポートします。

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