生きづらさを抱えた人が、親密な人間関係をつくるには?
コラムへのご訪問、ありがとうございます。
大分の心理カウンセラー/高緑ひろみです。
詳しいプロフィールはこちらこちらから。
私は、転職20回・バツイチ・アダルトチルドレンという自分の経験をもとに、
「自分には価値が無い」と思い込んでしまう根本原因に気づき、
自分の人生を自分で選んで歩けるようになるお手伝いをしています。
一人で生きるも楽し。誰かと過ごすのも楽し。
一人で生きることは、決して孤独で可哀そうな人生ではありません。
カウンセリングルーム『セルフリスペクト』は、
自分を尊重し、周りの人たちに感謝しながら、
自立した唯一無二の人生を生きる、すべての人たちを応援しています。

「また転職…?」
「どうして私は仕事が長続きしないんだろう…」
そんなふうに悩んでいる方はいませんか?
特に、アダルトチルドレンの女性には、
転職を繰り返してしまう方が少なくありません。
私自身、かつては転職を20回以上繰り返し、
「私ってダメな人間なんだ」と自分を責め続けていました。
でも、『アダルトチルドレン』という言葉を知り、
自分の根本的な生きづらさに向き合ったことで、
その理由が少しずつ見えてきたんです。
今回は、アダルトチルドレン女性が、
仕事を続けられない本当の理由についてお話しします。
これからは、「アダルトチルドレン女性」を
「AC女性」と呼ばせていただきます。
1. 自分の存在価値の低さと過剰適応
AC女性の多くは、「いい子」でいなければ愛されないという環境で育ってきたことが多いです。
「そのままの自分では愛されない」という背景から、職場でも必要以上に頑張りすぎてしまい、無理をして周囲に合わせてしまいます。
でも、その無理はいつか限界を迎え、心も身体も疲れ果ててしまいます。
その結果、「もうここにはいられない」と退職を選ぶことになるのです。
2. 承認欲求の強さと周囲の批判に対する恐怖
「認められたい」「役に立たなければ存在価値がない」という強い承認欲求を抱えているAC女性は、少しのミスや批判に過剰に反応してしまいます。
上司や同僚の何気ない一言を深く受け止めてしまい、「私はダメだ」と自信をなくしてしまうことも。
その結果、逃げるように退職を選んでしまうケースも少なくありません。
3. 人間関係のトラブルと境界線の曖昧さ
AC女性は、他者との心理的な境界線が曖昧になりがちです。
職場での人間関係においても、「嫌われたくない」「迷惑をかけたくない」という思いから、自分の意見を言えなかったり、過剰に相手に合わせすぎたりします。
その結果、人間関係のストレスに疲れ切ってしまい、退職という選択をしてしまうのです。
4. 自己肯定感の低さと「逃げたい」気持ち
「どうせ私は続かない」「何をやってもダメ」といった自己否定の感情が根強く、少しでも仕事がうまくいかないと「もう無理だ」と感じやすくなります。
結果として、困難に直面すると「逃げたい」という気持ちが強まり、転職を繰り返してしまうのです。
5. 自分の本当の望みがわからない
幼少期から自分の気持ちや欲求を抑えて生きてきたAC女性は、「本当に自分がやりたいこと」「どんな環境で働きたいか」がわからなくなっていることが多いです。
そのため、仕事を選ぶ基準が「期待されるから」「条件がいいから」になりがちで、実際に働いてみると「何か違う」と感じ、転職を繰り返してしまいます。
そもそも、アダルトチルドレンの方は、幼少期に
「本当の自分」を受け入れてもらえなかった経験をしていることが多いです。
・親の顔色をうかがってばかりだった
・本音を言うと否定されたり、傷つけられたりした
・「いい子」でいないと愛されなかった

このような環境で育つと、自分の気持ちを抑え込むクセがつき、
「私は愛される価値がないかも」
「どうせ私の気持ちなんて誰も分かってくれない」
という思いを無意識に抱え込んでしまいます。
そのため、職場の人間関係に悩みやすく、
自分のやりたいことが見つからないことで、
生きづらさを抱えてしまいます。
しかし、
もし、あなたが転職を繰り返してしまっているのなら、
それは、あなたが「ダメな人間」だからではありません。
あなたの中にある「本当の気持ち」に気づき、
心のパターンを理解することで、
少しずつ「自分が本当に望む働き方」を
見つけることができます。
私もその一歩を踏み出したことで、
ようやく自分の人生を自分の意思で選べるようになりました。
あなたも大丈夫。
少しずつ、一緒に前に進んでいきましょうね。
あなたが、人間関係のストレスに疲れ切ってしまっていたり、
「本当に自分がやりたいこと」や「どんな環境で働きたいか」が
わからなくなっているなら、
心理カウンセラー/高緑ひろみにご相談ください。
あなたが心の底から望んでいることは何なのか?
あなたに気づいてもらえるように、
いろんなワークをとおして、
全力でお手伝いいたします。



