生きづらさを抱えた人が、親密な人間関係をつくるには?
コラムへのご訪問、ありがとうございます。
大分の心理カウンセラー/高緑ひろみです。
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私は、転職20回・バツイチ・アダルトチルドレンという自分の経験をもとに、
「自分には価値が無い」と思い込んでしまう根本原因に気づき、
自分の人生を自分で選んで歩けるようになるお手伝いをしています。
一人で生きるも楽し。誰かと過ごすのも楽し。
一人で生きることは、決して孤独で可哀そうな人生ではありません。
カウンセリングルーム『セルフリスペクト』は、
自分を尊重し、周りの人たちに感謝しながら、
自立した唯一無二の人生を生きる、すべての人たちを応援しています。
「親の言葉が、ずっと心の奥で響いている」
そんな感覚を持っている方は少なくありません。
特に、1950年代生まれの親世代に育てられた40代の女性は、
アダルトチルドレン(AC)として生きづらさを抱えやすい傾向があります。
親世代(70代)の価値観とは?
70代の方々は、戦後の復興期と高度経済成長を生き抜いた世代です。
- ・努力すれば報われる
- ・我慢することが美徳
- ・世間体を守ることが大事
- ・男性は仕事、女性は家庭
そんな価値観を当たり前として身につけました。
親自身も厳しい社会を生き抜くために、
感情よりも義務を優先し、
個人よりも集団を大切にせざるを得なかったのです。
その親の価値観は、子どもの心に強い影響を与えました。
AC女性が受け継いでしまう「生きづらさ」とは?
1. 感情を抑えるクセ
「泣くのは弱い」「怒るのはわがまま」と言われ、感情を出せなくなる。
2. 条件つきの愛
「親の期待に応えたときだけ褒められる」
→ 「私はありのままでは愛されない」と思い込む。
3. 罪悪感と自己否定
自分の意見を持つと「親不孝だ」と感じ、自己否定につながる。
4. 人目を気にするクセ
「世間に恥をかかせるな」と育てられ、人の目を過剰に意識する。
こうして、40代(就職氷河期世代|ロスジェネ世代)になっても、
「自分の人生を自由に選んでいいのか?」と
不安や罪悪感に揺れることが多いのです。
そうです!
世代間のギャップが苦しさを生んでいたのです!
親世代 → 「努力・我慢・世間体・安定」
30~40代女性 → 「自分らしさ・自由・多様性・心の豊かさ」
このように、世代によって価値観がまったく違うため、
「親に従えば自分を失う、でも逆らえば罪悪感」
という板挟みになっていたんですね。
これが、AC女性の「生きづらさ」の正体です。
では、これから自分らしい人生を選ぶためには、どうすればいいのでしょうか?
ここで大切なのは、「親が悪い」という視点ではなく、
時代背景を理解することです。
親世代は、
「我慢しなければ生き抜けない時代を生きてきた。
だからこそ、
その価値観を子どもに伝えただけかもしれない」
ということです。
そして、私たちは、その価値観を「受け取らない」という選択もできます。
「これは親の価値観」
「これは私の本音」
この2つを分けていくことが、自分らしさを取り戻す第一歩になります。
親に従わなくても、あなたには 自分の人生を選ぶ権利があります。
親の価値観に縛られて苦しいと感じるのは、
あなたが弱いからではなく、
ただ「世代間の違い(価値観の違い)」があるからなのです。
あなたが自分らしさを選んだとき、
親から受け継いだ「生きづらさの連鎖」はそこで止まります。
あなたの人生は、あなた自身のもの。
安心して「自分の声」に耳を傾けてみてくださいね。
大分の心理カウンセラー/高緑ひろみは、
そんなあなたの心の声を受け止めます。
お気軽にご相談くださいませ。



