途中でカウンセリングをやめてしまう「心のメカニズム」
コラムへのご訪問、ありがとうございます。
大分の心理カウンセラー/高緑ひろみです。
詳しいプロフィールはこちらこちらから。
私は、転職20回・バツイチ・アダルトチルドレンという自分の経験をもとに、
「自分には価値が無い」と思い込んでしまう根本原因に気づき、
自分の人生を自分で選んで歩けるようになるお手伝いをしています。
一人で生きるも楽し。誰かと過ごすのも楽し。
一人で生きることは、決して孤独で可哀そうな人生ではありません。
カウンセリングルーム『セルフリスペクト』は、
自分を尊重し、周りの人たちに感謝しながら、
自立した唯一無二の人生を生きる、すべての人たちを応援しています。
あなたは、友達に話を聞いてもらって、元気が出たことはありますか?
誰でも、一度や二度、
いやもっとたくさんあるという人もいるでしょう。
信頼している人に話を聞いてもらうメリットは、
・自分の存在を確認できる
・話せる人がいることで、安心できる
・頭の中が整理され、冷静に考えられるようになる
・否定されずに聞いてもらうことで、自己肯定感が上がる
・自己肯定感が上がることで、問題に対処するエネルギーが湧いてくる
などです。
特にアダルトチルドレンの人たちは、
自分が生きているという存在感が、不安定な感覚を持っています。
なぜなら、自分を主張しても、
親がそれを受け入れてくれないことが多かったから。
子どもの場合、自分を主張する内容は、
・お腹がすいた
・眠い
・あれが食べたい
・遊びたい
などで、子どもが生きるために絶対に必要な欲求です。
しかし、アダルトチルドレンの人たちの親は、
自分に都合が悪いタイミングだと、
子どもに我慢させようとします。
どうしようもない場合は仕方がないですが、
アダルトチルドレンの人たちの親は、
いろんな可能性を考えたりしません。
子どもが我慢しないと、「わがままだ」と言って、
子どもが自分の言うとおりにするまで、子どもを叱り続けます。
親にとっては、
子どもが親の言うことをきくことが、一番重要なことだから。
子どもは、こうして自分の主張を徹底的に否定され、
生きるための欲求が抑え込まれます。
子どもは、生きるための欲求を叶えてもらえないことが増えると、
いつも我慢しなければ生きて行けないと考えるようになります。
なぜなら、我慢したときだけ、親が自分を受け入れてくれるから。
いつしか「生きること=我慢すること」という方程式ができ上がり、
それが生きる上での土台(デフォルト)になります。
そして、自分が我慢したときだけ、
「自分は生きている、存在している」
と実感するようになります。
逆に、我慢しなくていいときは、
「自分は生きている、存在している」と感じられずに、
なんだかふわふわと落ち着かない気持ちになるのです。
そうすると、嬉しかったり、楽しかったりしても、
「自分は生きている、存在している」
と感じられないことになります。
つまり、必然的につらい人生を生きることになるのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
心理カウンセラー/高緑ひろみがお勧めするのは、次の流れで自己対話をすることです。
1. 自分のつらい過去を自分の言葉で話す(思い出したタイミングで)
2. その時の自分の気持ちに気づく
3. その時の自分にやさしく言葉をかけてあげる
4. 本当は、親に言いたかったことを言葉にする
5. 言葉にした時の自分の感覚をしっかりと感じる(涙が出てくるなど)
6. 自分の気持ちを表現することは、「わがままじゃない」ことを実感し、自分を受け入れる
7. 1~6を繰り返す
これらの内容をノートに書き出して行う人もいますが、
一人で行うのは、とてもつらい作業です。
慣れてくるまでは、心理カウンセラーと一緒に行うことをお勧めします。
なぜなら、まったく自分が想像もしていなかった視点を、
与えてもらえることがあるから。
一人で行うと、同じ価値観が自分の頭の中で、
堂々巡りする可能性があるからです。
あなたは、親から「どうしたいの?」
と聞いてもらったことが無いのではありませんか?
あなたが、自分が我慢してきたことに気づき、
誰かに聞いて欲しいと思ったなら、
心理カウンセラー/高緑ひろみに、お気軽にご相談ください。
「我慢すること=生きること」がデフォルトになっているかもしれません。
我慢しなくても、生きて行けることに気づいてください。
あなたは、喜びを感じるために生まれてきました。
私から「あなたは、今どうしたいの?」と聞かれたら、
あなたは何と答えますか?



