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松本麻衣子プロのご紹介
病院や施設に備わるマットレスを洗浄し、清潔な環境を広めたい(2/3)
父が命をかけて教えたこと
創業者である松本さんの父、康秀さんは、介護保険制度が注目され始めた平成元年から、病院や施設へ向けたクリーニングサービス業、そして福祉用具のレンタル事業を始めました。
長女として育った松本さんは、高校を卒業後、語学を学びたいと東京外国語専門学校へ。当時、ストリート系ブランドファッションがブームになり始めた頃に卒業。外資系の仕事に就きたいという思いから、ロサンゼルスの人気ブランド「X-girl」の日本進出に伴うメンバーとして、海外と日本をつなぐ仕事に没頭します。
7年後、職場の同僚と2人で独立し、アパレル会社「KWAK」ブランドを創業。洋服のデザインや店舗への卸業に奔走し、スタッフも雇用して利益を出すなど、順風満帆な経営が続きました。
その後、縁あって結婚・出産を経た5年後、結婚生活にピリオドを打ったのを機に帰郷を決意。「アパレル業は楽しかったのですが、父の後を継ぎたい気持ちがあって」。父の築いた大切な会社を存続させる使命感とともに、地元の臼杵へ。
しばらく父と一緒に仕事をしながら、家業の経営や営業を学んでいた松本さんに突然、悲劇が襲いかかります。
「父が癌におかされていたことが分かったのです。通院と入退院を繰り返していたある日、症状が悪くなったので入院したら、その病院で肺炎にかかってしまいました。先生に、いくら問いただしても、『原因不明の感染です』と言われるだけ。元気になるために入院したのに、そのせいで症状がさらに悪化するなんて、納得ができませんでした」。
癌は副腎にも転移し、大量の汗をかいたと思えば、震えるほど寒くなることもあり、ベッドはすぐに、汗でびっしょりに。
このとき、マットレスをいつも清潔に保つ必要性を痛感したといいます。
「結局、肺炎が引き金になって、父は亡くなりました。この経験と、仕事でも、施設からニーズを聞いていたことがきっかけで、思い切って、マットレスが洗浄できる機械を導入する決意を固めました」。
一人でも多くの患者や入所者の方に、清潔で快適に過ごしてもらい、院内や施設内感染が原因で、悲しい思いをする家族を無くして欲しい。それこそが、父が娘に、命をかけて教えたことでした。
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