別府で始める終活準備|人生を楽しむための安心サポート

「終活、大切なのはよくわかっています」。終活教室を開くたびに、参加された多くの方からこの言葉をいただきます。会場では皆さん熱心にうなずき、エンディングノートの意味にも深く共感してくださいます。ところが、実際にご自分の終活を始める方は、参加者の1割にも満たないのが現状です。
私は別府市で終活やエンディングノートの講師、そして資産運用や保険の見直しのご相談をお受けしています。教室でこれだけ関心を持っていただけるのに、なぜ行動に移らないのか。この問いと向き合い続けてきた経験から、今日は終活を「いつか」で終わらせないためのお話をさせていただきます。
頭ではわかっていても始められない理由
終活教室を続けてきた中で実感していることなのですが、終活は「大切さを理解すること」と「実際に始めること」の間に、とても大きな溝があります。
教室では、エンディングノートがいかにご家族への思いやりになるか、皆さん本当によく理解してくださいます。それでも、いざご自分のこととなると手が止まってしまう。「まだ元気だから」「もう少し落ち着いてから」と、つい先延ばしにされるのです。多くの方に共通しているのは、終活をしていないことへの危機感がまだ薄いという点だと感じています。
しかし、人生の最終章は誰でも必ず訪れます。元気なうちにしか準備できないことが、確かにあるのです。私が皆さんにお伝えしたいのは、理解を行動に変える最初の一歩こそが、何より大切だということです。
難しく考える必要はありません。完璧なエンディングノートを一気に仕上げようとするから、手が止まってしまうのだと思います。まずは「もしものとき、誰に連絡してほしいか」を一行書く。それだけでも立派な終活の始まりです。
教室でこの話をすると、「それなら自分にもできそう」と表情がやわらぐ方が多くいらっしゃいます。立派なものを作ろうとせず、まずは書き始めてみてください。
両親の介護で痛感した「気持ち」の準備
私がこれほど終活にこだわるのには、理由があります。両親が同じ時期に病気になり、在宅で介護をした経験です。
初めは「親だから懸命に世話をしないと」という思いで臨みました。けれども次第に肉体的にも精神的にもつらくなり、仕事もままならず、収入も激減しました。生活はガラリと変わり、父母への思いが薄れていく自分にも腹が立ち、本当につらい日々でした。父は意思疎通が難しいまま病に伏し、そのまま亡くなりました。
私は仕事柄、相続についてはきちんと把握していました。それでも、最も肝心な「気持ち」を理解できなかったのです。住まいやお墓を残したかったのか、それとも手放すつもりだったのか。元気なうちに本人の思いを確かめておくことが、どれほど大切か。後悔とともに、痛いほど思い知らされました。この後悔こそが、今の私の原動力になっています。
終活は「いき活」。未来へのスタート
私は「終活」という言葉を、わかりやすさのために暫定的に使っています。しかし実際にやっていることは、“人生を振り返り、未来に備える準備”だと捉えています。
「いき活」とは、人生の終わりを見つめることを通じて、これからをより自分らしく生きるための準備のことです。人生のゴールを思い描いてみると、不思議と「ずっと欲しかったものがある」「あの場所を訪ねてみたい」「あきらめた習い事をもう一度やりたい」といった夢に気づくことがあります。
ですから、終活はむしろ“スタート”や“チェンジ”と呼んだほうがぴったりだと、私は思っています。高齢の方だけのものではありません。年齢を問わず、若い方にこそ取り組んでいただきたい前向きな準備なのです。
お金の準備も終活の大切な一部です
終活と聞くと、お墓や相続のことを思い浮かべる方が多いのですが、実はお金の準備もとても大切な一部です。私はもともとファイナンシャルプランナーとして、資産運用や保険の見直しのご相談をお受けしてきました。
ご相談に来られる方の保険を見直すと、補償内容はそのままに、毎月の保険料をコストダウンできるケースがほとんどです。浮いた分を将来のための備えに回せば、無理なく安心の土台を厚くできます。
自治体の依頼で投資のセミナーを開くこともありますが、20代や30代の若い方の熱意には毎回驚かされます。一方で、50代や60代の方も、一定の資金をもとに積み立てなどを活用すれば、これからの人生に向けて十分に取り組む価値があります。
終活というと「人生の終わり」のイメージが先に立ちますが、こうしてお金の見通しが立つと、不安が一つずつ軽くなり、未来に目を向けられるようになります。私が終活と資産形成を切り離さずにお話ししているのは、このためです。
別府で「形にする」ところまで伴走します
終活を広めるだけでは、私の役目は終わりません。一人でも多くの方に、早い段階で準備を始め、実際に「形にする」ところまで進んでいただきたい。それが私の願いです。
介護や福祉の現場を見ていると、行政の仕組みだけでは、お一人おひとりの細やかな要望に追いつききれない場面が少なくありません。だからこそ、ご本人とご家族に寄り添い、エンディングノートを一緒に書き進め、最後まで伴走する存在が必要だと考えています。
私の実家は、明治6年(1873年)創設の郵便局でした。私は6代目の元局長として、およそ30年にわたり地域の皆さまと向き合ってきました。「何かあっても、あんたがいるから安心や」。そう言っていただけることが、今も一番の励みです。
エンディングノートの書き方教室から個別のご相談まで、堅苦しくなく、気心の知れた雰囲気で学べる場づくりを大切にしています。
・終活に関心はあるが始め方がわからない
・エンディングノートを形にしたい
・親の介護や将来に漠然とした不安がある
このようなことでお困りの場合は、別府市の合同会社BLESSまで、まずはお気軽にご相談ください。


