神頼みはこうとうさま
塩に漬けると言う事
毎年梅雨明けで日照時間が長くなる頃には梅干しを作ります。
家の前の道端に割と大きめの品種が実ります。熟す前の青梅を使うのです。
アスファルトなので、そのまま落とせば割れてしまいます。
まず、農作物の出荷とかで使うビニール製の箱を数個を長方形の角や中間点に並べます。
その上にかなり広いブルーシートを敷き詰めます。
荻町木下の山奥。滅多に車が通る事も有りません。迷惑をかけることも有りません。
青竹を切って叩き落す竿(かなり太いです)を作り、敷き詰めたブルーシートから
なるべく外れない様に梅の木の枝を叩きます。
2025年は実りの割と良い年で200個くらいは収穫できました。
2024年は、全滅でした。全く実りが無かったのです。こんな年は初めてでした。
全国的に梅は不作でニュースでも話題になってました。荻町も例外では無かったのです。
収穫した梅はアイスピックの様な先の鋭いモノでヘタを丁寧に取り外して参ります。
水洗いを行い、消毒用のアルコールスプレーを全体的に振りかけて、水気がなくなるまで自然乾燥させます。
コロナ禍のメリットは、除菌用のアルコールが手に入りやすくなった事でしょうか。
水気が無くなったら、漬物用の容器に移して18%の塩をまぶしながらつめていきます。
塩分は高めにするのがベターだと思っています。理由は保存なのです。
容器の日付には2021年に漬けた梅もまだ残っていますが、全くカビも無く、腐敗も有りません。
色具合はやや気になりますが食してみるとなんとも形容し難い酸っぱさと辛さは有りますがオイシイのです。
薄い板を敷きその上に重しとなるモノを載せて梅酢が上がるのを待ちます。
この梅酢がまた素晴らしい調味料になります。
我が家の定番メニューとなった「鳥の唐揚げ」は梅酢味なのです。娘の大好物です。
確かな記憶では無いのですが、梅酢を空になったウイスキーの空き瓶の保存してありまして
鳥の唐揚げを作るときに、醬油とニンニクで漬け込んでる最中に
塩分と酸っぱみのある梅酢も使えないかな?と思ったのです。
一晩くらいつけ置きして、油で揚げるのが良い具合です。これは一度食べたらヤミツキになりますよ
私が目指すのは祖母が毎年つけていた梅干しなのです。
貧乏で育った私ですが、農家でしたからお米だけは不自由しませんでした。
おかずが何も無いときは、熱々の白米に梅干しとか、オカカご飯で済ませる事が多かったのです。
昔は減塩などという言葉が無かったと思います。
沢庵とか高菜の漬物とかも、かなり濃度の高い塩を使っていたと思われます。
私の舌の塩分の感度は、幼い頃に培われたのです。
今年は白菜は割と出来が良く、道の駅で巨大なのがかなり安く売ってたので漬物にしました。
ハウスの中には、「久住高菜」が自然に生えてまして丁度よい大きさになりましたから
漬物に致しました。高菜には「高菜漬けの元」なる調味料?が市販されており若干を塗して漬け込みます。
これはたぶん、ウコンの粉だと思います。独特の味わいを生み出します。
「塩」は不思議な調味料だと思う。
カビを防ぐ。
腐敗を遮る。
毎日一個は梅干しを食する様に心がけております。
食べる度に、塩は不思議だな・・・
ただし、摂取のし過ぎには十分注意を払わないといけない年になってしまいました。



