神頼みはこうとうさま
1973年に発売されたPink Floyd(ピンクフロイド)のLPアルバムです。
プログレッシブ・ロックと言う言葉を知ったのはこのバンドからでした。
高校生の時、土曜日だったと思う。学生服を着てた記憶あります。
定時後バスで大分のお街の楽器屋さん(ジーグ)に時々通ってました。
お店に陳列された買えもしないギターをしげしげと眺めては、タメ息をつき
その頃はアルトサックスを吹いていたのでリード(竹製の吹き口の板)を買ったり。
ニチイの入っていたビルの向かい側に道路挟んでベスト電器が有ったと思います。
入口にTV受像機が置いてあり、まだ珍しかったVTR(多分テープ)で
4人組のバンドのミュージックビデオが映っておりました。
たまたま私はそこを通りかかったのが最初の出会いです。
どこかの野外ライブの様子が結構な大きい音で聞こえてきました。
私はVTRが終わるまで釘付けになって映像を見続けたのです。
かなり鮮明な記憶として刻まれてしまいました。
そのバンドがピンクフロイドと知ったのは後になってからです。
昨年亡くなられた渋谷陽一さんのFM番組ヤングジョッキーのエアチェックで
紹介されて知ったと思います。
高校を卒業して東京の会社に就職した私は、最初は神奈川県横浜市戸塚区の社員寮で
生活することになります。
初年度は歩いて通える日立製作所が運営してた「コンピュータ学校」で真面目に勉強しました。
10か月程で研修期間を終了すると配属先が決まり東京駅の隣の「神田」の事務所に
戸塚からラッシュの中、東海道線や横須賀線に乗り通勤を強いられておりました。
折しもSONYのウォークマンが登場した頃です。
カセットテープをイヤホンで再生しポケットに収納可能と言う画期的な製品でした。
SONYのウォークマンは高価で手が出なかったので、後発メーカーのAIWAの類似品を
何とか購入し通勤時間(徒歩含めると80分強)に聞くのです。
この環境で私は「The Dark Side of the Moon 」を何度聞いた事か
このアルバムかなり細部に渡って音の流れを記憶しています。
曲の展開は当たり前に、このフレーズの次には、この音が来てとか。
至る所にSE(サウンドエフェクト)としてアナログの音源が含まれていますが
その頃ですから、テープ自体を切り貼りして音源にしてたと後から聞きました。
デジタルの現在では、パソコンでコピーペーストで容易に行える作業ではあります。
デイビットギルモアのギターソロ圧巻です。速弾きではなくメロディアスなフレーズを
最適なエフェクターを通して弾き捲ります。
これらのソロはエレキギターならではの音の運びなのです。
ピアノでは生まれないでしょう。
ドラマチックに展開されたアルバムで壮大な映画を一本観たような気になります。
生涯で一枚のアルバムは?聞かれれば迷い無く。
そう言えば、山崎ハコさんがNHKの深夜便に出られてて
まだ日田でばあちゃんと生活してる頃にPink Floydをよく聞いていたと。
へー
密かに、山崎ハコさん敬愛してます。



