温泉三昧

神奈川県大船に住んでた頃、四畳半と台所は2畳くらいで、
なんとトイレは隣の部屋との共有でした。このトイレは入って中からお隣さん側の鍵をかけます。
終わって出る時に鍵を解除しないとお隣さんに多変な迷惑をかける事になります。
勿論出たら外から鍵をかけるのです。そうやって2部屋共有だったのです。
思えばかなり珍しかったと思う。
大船駅から歩いて10分くらいで月三万（格安）くらいだったと思う。
もうこのアパートは無くなっていました。

そんな居住環境だったのでお風呂は有りません。
帰宅が22時とかの残業の毎日。平日はお風呂に入れなかった日が続きました。
土日だけは何とか休むようにしてたのです。
大船駅から藤沢方面に歩いて5分くらいの銭湯に13時頃から入りに行くのです。
その銭湯にはサウナが有りました。サウナの習慣がついたのはこの時からです。
温泉のお湯が濃い茶色でした。恐らく温泉だったと思います。

大船から大分へUターンしました。
直後は祖母が一人暮らしだった荻町の建て替える前の生まれ育った旧家に戻りました。
お風呂はまで薪を燃やして沸かしてました。
今思えばこれは大変贅沢なお風呂だったな

程なく大分市内に就職が決まりアパート探し。
大道の旧道沿いの7F建ての7Fのワンルーム。
ビジネスホテルの様なシャワーとトイレが同居するタイプ。
暫くは、シャワー生活が続いたかな

無免許だった私も教習所に通い、何とか車を入手して、やっと「足」ができました。
それからです。
私の「温泉三昧」が始まったのは。

下郡のイカリヤマ温泉
西大分の新湊温泉
老舗の温泉に通いだしました。随分とお世話になりました。ありがとう。

その頃から所謂「スーパー銭湯」がアチコチに作られ始めました。
敷戸のかなり大きなのが有りました。潰れてしまいもう名前忘れてしまった。
クリスタル温泉
アサヒ温泉（下郡はもうない）明野
森町の森の湯（今はやまなみの湯）
高田の湯
大在の湯
サウナ付きで300円から500円くらい。
家のお風呂には殆ど入らなくなったのです。
別府まで足を伸ばせは、名前を挙げきれない程。

父が亡くなり仕事場を竹田市荻町に移してからは車で30分以内
花水月温泉
荻の里温泉
南阿蘇は殆ど閉館（月回り、瑠璃、ウイナス、高森温泉館）
阿蘇（アゼリア、夢の湯）
内牧（五岳、薬師の湯）
一宮温泉センター
長湯はちょっと遠い

仕事とかで遅くなった時はもうお風呂には入りません。
家のお風呂に入る事はもう無くなりました。
伴侶も温泉が趣味のような人でした。
こういう趣味が同じなのは人生最大の幸運だったと思います。

温泉はもう数万回入っている事になるかな
サウナにも数えきれないかな。
しかし「整う」（ととのう）と言う事がいまだに私にはわかりません。