蜂の巣駆除の悪徳サイトと業者の見極め方

自宅の軒先や庭木に大きなハチの巣を見つけると、誰でも一瞬で頭が真っ白になりますよね。「早くなんとかしたい」という焦りから、スマートフォンで「ハチ駆除 新潟」と検索し、いちばん上に出てきた業者へそのまま電話してしまう…。私のところへご相談くださる方の多くは、まさにその一歩手前で踏みとどまった方々です。
私は新潟市で害虫駆除を手掛けています。とはいえ、私がここでお伝えしたいのは自分の宣伝ではありません。地元で仕事を続けるなかで、「人の不安につけ込む業者」があまりに多いと感じ、その実態を一人でも多くの方に知っていただきたいのです。
「すぐ駆けつけます」の広告に、私が要注意と言う理由
これは地元で長く駆除をしている私たちが、いちばん歯がゆく感じている問題なのですが、テレビCMや検索広告で大きく宣伝されているサービスの多くは、実はハチ駆除の専門業者ではありません。
これらのサービスはもともと水回りの修理やカギの開錠など、いわゆる「レスキュー系」と呼ばれる窓口です。ハチ駆除の依頼を受けると、実際の作業はその場で手配した「流しの業者」に回すという仕組みになっていることが少なくありません。
看板には「害虫駆除業者」と書いてあっても、駆除そのものについては素人同然というケースを、私は何度も見てきました。
こうした構造のなかで起きてきたのが、いわゆる「ぼったくり」です。広告では「880円~」「2,200円~」「4,400円~」といった安い数字が並んでいますが、現場に来てから次々と追加料金を積み上げ、最終的に法外な金額を請求するという手口です。
実際に訪問されてからでは、断りにくいものです。だからこそ、電話をかける前に一度立ち止まっていただきたいと思っています。
狙われやすいのは高齢の方。新潟の現場で感じること
スズメバチの被害に遭われる方の多くは、60歳以上の方だと私は感じています。庭仕事をしている最中、常緑樹の葉に隠れた巣に気づかず近づいて刺されてしまう。これが新潟でもいちばん多いパターンです。
ご本人やご家族が慌てているところへ、人の弱みにつけ込むような業者が入り込んでくる。芸能人を起用した派手な広告で信頼を得ようとする手口も見受けられます。しかし、広告に大きなお金をかけている業者は、その費用が最終的に依頼者の請求額に乗ってくる可能性もあると私は思っています。
ハチ駆除における悪徳業者とは、専門知識や保証を持たないまま、不安をあおって相場とかけ離れた料金を請求する事業者のことです。残念ながら、この見極めを誤ると、被害は刺されることだけでは終わらなくなってしまいます。
ハチの巣は、放っておくと驚くほど大きくなります。私がこれまでで最も手こずったのは、空き家に作られたキイロスズメバチの巣でした。近隣の方が役所へ連絡し、私のところへ要請が回ってきたのですが、現地に着くと大型バスのタイヤほどの大きさになっていて、作業を終えるまでに半日かかったほどです。だからこそ、女王蜂が一匹で巣を作り始める今の時期に手を打つことが、危険も費用も最小限に抑える何よりのコツなのです。
安心して頼める業者を見分ける、二つの物差し
では、どうすれば安心して頼める業者を選べるのか。私が大切にしているのは、とてもシンプルな二つの物差しです。
一つめは、作業内容と料金を事前にきちんと説明してくれるかどうか。私は現地を調査したうえで、何をどこまで行い、いくらかかるのかをご納得いただけるまでお話しします。ご納得いただけなければ、無理に契約を勧めることはしません。
以前、一度はご依頼を見送られた方から、後日「やはりお願いしたい」とご連絡をいただいたこともありました。透明性こそが信頼の土台だと考えています。
二つめは、必ず相見積もりを取り、保証がしっかりしている業者を選ぶこと。複数の業者から見積もりを取れば、不自然に高い金額やあいまいな説明はすぐに見えてきます。急かされても、その場で即決しないことが、ご自身を守る何よりの方法です。
地元だからできる、シーズンを通したお付き合い
私がこの土地で事業を続けているのは、ここが地元だからにほかなりません。もともとは32歳で帰郷し、地元の農家さんが大切に育てた野菜を外食産業へ届ける仕事を20年以上続けてきました。契約農家さんと二人三脚で、農薬に頼らない農法に取り組むなかで、虫とどう向き合うかを毎日考えてきた経験が、今の駆除の仕事につながっています。
正直に言えば、害虫駆除はやむにやまれぬ事情から始めた事業でした。コロナ禍で飲食店の取引先が次々と店を閉め、売り上げがゼロの月もあったのです。それでも農家さんとのつながりがあったおかげで、2021年12月に駆除を始めるとすぐに数多くのご依頼をいただきました。手掛ける相手はスズメバチだけでなく、葉裏の養分を吸うシラミ、苗木を食べるシロアリ、近年大量発生して稲穂や果実を傷めるカメムシまで多岐にわたります。
ハチの駆除は、一度や二度の訪問で終わりにはできません。消毒剤や忌避剤をまいても、害虫は隠れてまた出てきます。だからこそ私は、現地調査で巣の場所を特定し、必要なら土を掘り起こして薬を入れ、翌年も同じことで悩まれないように予防策まで施します。ご自身でできる対策もお伝えして、シーズンを通してお付き合いするのが私のやり方です。
これまでに請け負った案件は3000件を超えました。2023年には山形のすもも農家さんから、前年にほとんどの実がオオスズメバチの被害に遭ったとご相談をいただき、女王蜂とコロニーを除去したところ、その年は大豊作になりました。
こうして数多くの引き合いをいただく今でも、私に慢心はありません。実は私の最大の課題は、あまりもうからないことなのです。農家さんと長く付き合ってきたからこそ、毎日世話をして無事に収穫するまでがどれほど大変かがよく分かります。だから自分のもうけを削ってでも、コストの負担を抑え、害虫による損害を減らして差し上げたい。農家さんが喜んでくださり、地域の農業を守る手助けになるなら、それがいちばんうれしいのです。
・どの業者に頼めばよいか分からず不安
・広告サイトの料金や追加請求に不信を感じている
・農作物や住まいを毎年ハチの被害から守りたい
このようなことでお困りの場合は、quality-foodsまで、まずはお気軽にご相談ください。現地の状況をうかがったうえで、解決までしっかり対応させていただきます。


