はじめに
街中やテーマパーク、商業施設などで見かける巨大オブジェ。
完成した姿を見る機会はあっても、「どのように作られているのか」
をご存じの方は少ないかもしれません。
実は巨大オブジェの制作には、
デザイン・設計・原型制作・型製作・FRP成形・塗装・施工など、
多くの工程と専門技術が関わっています。
今回は、巨大オブジェが完成するまでの流れをご紹介します。
①企画・デザイン
すべてはアイデアから始まります。
クライアント様から、
・キャラクターを立体化したい
・フォトスポットを作りたい
・ブランドの象徴となるモニュメントを設置したい
などのご要望を伺います。
その後、サイズや設置場所、安全性、予算などを考慮しながらデザインを進めます。
②3Dデータ・設計
近年では3Dデータを活用するケースがほとんどです。
平面のイラストを立体化する際には、
見えない部分を補完しながら設計を行います。
ここで重要なのは、「作れる形にすること」です。
デザインとして美しくても、実際に製作できなければ意味がありません。
そのため、デザインと製造の両方を理解した設計が求められます。
③原型製作
設計が完了すると原型を制作します。
近年は大型3Dプリンターを活用することも増えましたが、
手作業による造形やパテ仕上げを行うケースも少なくありません。
この工程で最終的な形状が決まります。
完成品の品質は、この原型の精度によって大きく左右されます。
④生産型製作
原型が完成すると、その形を複製するための型を作ります。
FRP製品では、シリコン型やFRP型を使用することが一般的です。
この工程は地味に見えますが、量産性や仕上がりを左右する非常に重要な工程です。
⑤FRP成形
型が完成すると、ガラス繊維と樹脂を使用して成形を行います。
FRPは
・軽量
・高強度
・耐候性
・意匠性
に優れており、大型オブジェや屋外サインなどで広く採用されています。
ここでオブジェの本体が形になります。
⑥仕上げ・塗装
成形後は表面を整えます。
研磨を行い、下地処理を行った後、塗装工程へ進みます。
塗装によって、キャラクターの表情や質感、金属風・木目風などの表現も可能になります。
実は完成時の印象を大きく左右する工程です。
⑦搬入・施工
大型オブジェは工場で完成して終わりではありません。
現地への搬入や設置作業があります。
サイズによっては分割製作を行い、現地で組み立てることもあります。
安全性を確保しながら設置し、ようやく完成となります。
まとめ
巨大オブジェは、単なる「大きな置物」ではありません。
企画から施工まで、多くの技術と職人の知識が集まることで完成します。
私たち京都レジンでは、FRP製造を中心に、3Dデータ作成や大型造形のご相談にも対応しております。


