各社・団体の取り組みをご紹介 高知市 森田鰹節株式会社 だしパックの製造について
各社・団体の取り組みをご紹介
取材日 2023/03/09 場所:京都市みやこめっせ 京都ギフトショー会場内
奈良県漢方プロジェクト
漢方のメッカ推進プロジェクト
奈良県、旧国名:「大和」の地は元来漢方薬の生産が盛んで、奈良時代から積み重なってきた歴史、技術、文化が今の時代にも伝わってきております。近年、西洋医学の治療・投薬がメインでしたが、超高齢化社会の到来を受け、増大する医療費削減の観点からも予防医学の意義が再認識されつつあり、「未病を治す」漢方が注目を集めています。
今回は取材・頂いた資料を通じて奈良県を挙げたプロジェクトの取り組みをご紹介いたします。
奈良県の漢方プロジェクトの取り組み内容
漢方プロジェクトは大きく分けて5ステージあり、それぞれの内容は以下の通りです。
ステージ1 生薬の供給拡大 作物の安定供給に係る研究
ステージ2 漢方薬等の研究・臨床 大和生薬の品質を数値化、薬効研究
ステージ3 漢方薬等の製造 生薬製剤、漢方薬等の製造
ステージ4 漢方薬等の販売販促 漢方薬等の販売促進
ステージ5 漢方の普及 漢方薬等の認知度向上
これらの取り組みを踏まえて、実際にどのように取り組まれているのか、
京都ギフトショー2023 奈良県漢方プロジェクトブース内にいた出展企業2社に取材を行いました。
京都ギフトショー 出展企業での取り組み
金陽製薬株式会社
主な展示品 漢方を使用した医薬部外品
「Angelica Wam」 睡眠をサポートする漢方入りドリンク
「Angelica 和漢ドリンク」 漢方入りの栄養ドリンク
「Angelica エヌオー」 漢方入りの栄養ドリンク
ヤマトトウキをはじめとした漢方入り栄養ドリンクを開発・販売をされております。
奈良県の薬事研究センターが薬効の研究や医薬部外品の承認などを全面バックアップして頂き、製品開発を行っているとのことです。
薬事法上効能効果をうたえるのは、医薬品・医薬部外品・化粧品の認証が必要になります。
医薬部外品の認証は知見・専門知識だけではなく、認証の手続等も一般企業では大変ですので、このあたりのフォローを県がお手伝いしていただいているとのことです。
また奈良県の産業振興センターで分析機器などを使用することができ、効能効果を実測するといったこともしながら販促に役立てているとのことです。
結月 Yuzuki
主な展示品 栽培した漢方を使用した入浴剤・食品
入浴用 大和当帰&ヨモギ 大和当帰を使用した入浴剤
キハダハーブコーヒー キハダの実をブレンドしたコーヒー
七味キット 漢方にも使用する粉末を自分で調合する七味製造キット
七味キットは漢方などをそれぞれパック詰めし、セットの吉野杉製の調合キットで自分の好みに製造できる商品です。
にっぽんの宝物グランプリ 奈良県でグランプリを獲得し、全国大会へ、
全国大会でもグランプリ獲得した一品になります。
グランプリ選考理由をお尋ねしたところ、商品の良さもさることながら、
奥大和地域の5社がそれぞれの生産品で力を合わせて作成したことも評価されたとのことです。
奈良県漢方プロジェクトのまとめ
参加団体が昨年度で165団体にも拡大してきており、プロジェクトの理解度が進んできているように思えます。ですが、奈良漢方の知名度がまだまだ足りず、県内はもちろん、近畿圏内や全国に展開となった時はまだまだに思います。
ですが、商品開発がどんどん増えてきており、賞をとるなど生産・商品開発の一つの誇れる成果だと筆者は考えております。
プロジェクトを継続し続けることで結果は大きく実ってくるものだと思いますので、是非とも頑張ってほしいと思います。
今回はこちら側から取材を行い、展示会のレポートとしてお届けしております。
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