文学作品と朗読コンサート
さる8月27日に松本市笹賀の南涯館で行われた「古民家で楽しむ音楽と語りの饗宴」という
催しに出演しました。
南涯館は、安政4年に建てられた築150年の古民家で、近年コミニュティーの場として開放され
コンサートやセミナー、展示会など数多く催されています。
今回のコンサートは、長野県「語り・おはなし・朗読」の会連盟の主催で、演劇や語りの
背景音楽として作られた楽曲に、改めてスポットをあて披露するという趣旨で、二胡奏者の
野田裕子さん、ピアニストの中島志保さん、箏の熊田喜祐美さん、藤原喜夢亜さん、
尺八の両角昌幸さん、ナレーション・語りの美咲蘭さん、語りのドラマシューレ星座の皆さん、
そして私が出演しました。
私は二胡の野田裕子さんと共に、松本市芸術文化祭50周年記念特別公演「愛と悲しみの王女
川島芳子」の為に作曲した「1912年」、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」の語りの為に作曲した「星祭り」、
モーパッサン原作の舞台劇「ネックレス」の為に作曲した「マスィルダのテーマ」、宮澤賢治の
「どんぐりと山猫」の語りの為に作曲した「まぼろし」を演奏しました。
当日8月27日はくしくも宮澤賢治の誕生日でした。
最初に、曲が使われた場面の科白を美咲蘭さんとドラマシューレ星座の方が語り、それに導かれて
音楽が始まるという形をとったので、曲のイメージが膨らんで、情趣豊かな演奏ができたように思います。
「1912年」は、我々日本人が祖先から受け継いだ二つの音階、陽旋法と陰旋法を組み合わせて
作ったもので、満場のお客様はむろんのこと、この古民家のご先祖様にも聴いて頂ければとの思いで
演奏しました。
会の最後に出演者全員とお客様で「ふるさと」を合唱演奏しました。
この素晴らしい催しを企画運営してくださった美咲蘭さん、長野県「語り・おはなし・朗読」の会連盟の
皆さん、会場を提供してくださいました南涯館館主の大嶋三紀夫さん、ステージを共にしてくださった
出演者の皆さん、ご来場くださいましたお客様に心から感謝の意を表します。
生の演奏をリーズナブルな料金でお届けしています。
ギター独奏、ヴォーカル・二胡・ピアノ・ベース等とのデュエット、
さらにサックス・ドラムス等を加えたトリオ、カルテット等様々な
編成で演奏いたします。
マンツーマンのギターレッスンも行っています。
お問い合わせ、ご依頼は 角田音楽事務所 TEL 026-244-1518
tadaotsunoda28@gmail.com 迄