断熱ってなに?──建物を守る「見えないチカラ」
最近、長野県が「移住したい都道府県ランキング」で20年連続1位となり、その背景が多くのメディアで取り上げられています。これは宝島社発行の『田舎暮らしの本』2026年2月号によるランキングで、長野県が根強い人気を維持しているものです。加えて、2024年度には県外からの移住者数が過去最多となり、移住相談件数が全国1位に達したというデータも示されています。
興味深いのは、長野県がこの好調を「補助金・制度」だけでなく、暮らしのリアルを伝える発信によって支えているという点です。県が運営する移住総合Webメディア SuuHaa(スーハー) は、「行政らしくない」視点で地域の暮らし方や働き方を伝え、特に若者や子育て世代の共感を得ています。こうした発信がWebからリアルへとつながる動線をつくり、資料請求を2.3倍に押し上げたという評価もあるのです。
引用:AdverTimes様の記事
この話には、住宅の選び方や暮らしの質について考えるヒントが含まれていると私は感じました。つまり、住まいや住環境を選ぶ際にも、「条件」だけでなく「暮らしの価値」をしっかり伝えることが重要だということです。それは中古住宅を検討する際にも同じです。
なぜ中古住宅は寒く感じるのか
中古住宅を購入したあと、
- 暖房をつけても思うように暖まらない
- 冬の足元が冷える
- 夏の暑さが抜けにくい
といった悩みを聞くことがあります。
こうした体感の違和感の多くは、「断熱性能」が十分でないことに起因しています。
20~30年以上前に建てられた住宅は、現在の省エネ基準と比べると、断熱材が薄い、断熱施工が十分でないことが多く見られます。
その結果、建物の内部と外部との熱の出入りが大きく、室内の温度が安定しにくくなります。
断熱性能が低い建物では、暖房や冷房の効率が悪くなり、光熱費が高くなるだけでなく、室内の温度差が大きくなることで結露やカビのリスクも高まります。
また、急激な温度変化によるヒートショックのリスクも無視できません。
中古住宅を選ぶ背景と暮らしの価値
近年、中古住宅を購入してリフォームするという選択肢が広がっています。
新築に比べ価格が抑えられること、希望の立地が見つかること、既存の建物資源を有効に活用できることが理由として挙げられます。
しかし、住まいの快適さについては、価格や間取りといった条件だけでは測れません。
長野県の事例が示すように、暮らしのリアルな価値を理解し、住んでからの生活を描くことが重要です。
これは住宅選びでも同じで、「購入後にどのような暮らしができるのか」という視点を持つことが、満足度の高い住まいづくりにつながります。
断熱リフォームで住まいは変わる
住宅の断熱性能は、後から改善することができます。
壁・天井・床・窓といった主要な部位に断熱材を追加し、気密性を高めることで、中古住宅でも快適性を大きく向上させることが可能です。
具体的には、
- 冬でも室内の温度が安定し、暖かさを感じやすくなる
- 冷暖房の効率が上がり光熱費が下がる
- 結露やカビの発生が抑えられる
- 室内の温度差が小さくなり健康リスクが低減する
といった改善効果が期待できます。
断熱リフォームは単なる設備更新ではなく、住環境そのものを根本から改善する取り組みです。
「価格+性能」で考えるこれからの住まい選び
中古住宅を選ぶ際には、価格や立地のメリットに加えて、「住んだ後の暮らしの質」を意識することが大切です。
断熱性能は、住まいでの快適さに直結する要素であり、改善の余地がある部分です。
新築だけが選択肢ではなく、中古住宅を購入して断熱リフォームを行い、快適な住環境をつくるという選択も合理的な住まいづくりです。
長野県の移住施策が示しているように、「暮らしの価値」を見据える視点は、住宅の選択でも活きています。
まずは住まいの現状を知ることから
寒さや暑さに我慢しながら暮らす必要はありません。
断熱性能を見直すことで、住まいは日々の暮らしを大きく変える力を持っています。
中古住宅購入を検討されている方や、現在の住まいの断熱性能に不安がある方は、まず現状の断熱性能をチェックしてみてください。
そのうえで、最適な改善方法をご提案いたします。
住まいの快適さは、後からでも高めることができます。当社では無料断熱調査を行っておりますので、まずは一度お家所状態をチェックしてみることをおすすめします。



