断熱ってなに?──建物を守る「見えないチカラ」
「どうせやるなら、ちゃんと効果が出るところから手をつけたい」
断熱工事は闇雲に進めると費用ばかりかさんでしまうこともあります。
だからこそ、優先順位を意識して取り組むのがポイントです。
おすすめの順番はとてもシンプル
①窓(内窓) → ②床 → ③天井 → ④玄関・勝手口
ここからは、それぞれの理由と工夫の仕方をわかりやすくご紹介します。
① 窓(内窓)|まずは一番の弱点から

家の寒さ・暑さ・結露の多くは窓からやってきます。窓は外と直接つながっているので、
熱の出入りがいちばん多い場所。まずここを抑えると、体感は一気に変わります。
最優先は内窓の設置。既存の窓の内側にもう一枚、樹脂サッシの窓を追加するだけで、
二重の空気層ができ、断熱・結露防止・防音に大きく効きます。大掛かりな工事がいらず、
半日で終わるケースも多いので、取り入れやすい方法です。
② 床|足元の冷えを断つ

「部屋は暖かいのに、足元だけ冷える…」
そんな悩みを解決するのが床断熱です。
既存の床を壊さずに、床下から断熱材を吹き込む方法なら、
普段の生活を止めずに工事が可能。
配管や隙間もきちんと埋めることで、冷気の通り道を塞ぎ、冷えを感じにくくなります。
まずは長く過ごすLDKから、次に寝室と、生活時間の多い場所を優先していくのがおすすめです。
③ 天井|夏も冬も効いてくる

暖かい空気は上に逃げやすく、逆に夏は屋根からの熱気で上階が蒸し暑くなります。
そこで効くのが天井断熱。点検口から断熱材を吹き込み、小屋裏にしっかり厚みを持たせると、
冬は熱が逃げにくく、夏はこもり熱を防げます。
屋根の通気を確保しながら進めることで、湿気や結露も防げるので、施工はプロに任せるのが安心です。
④ 玄関・勝手口|仕上げの一手

窓や床、天井を整えると、最後に気になってくるのが玄関や勝手口。
金属製の古いドアは熱を通しやすく、すき間風や結露の原因になりがちです。
断熱ドアへの交換なら、既存の枠をそのまま活かして短工期で施工可能。
勝手口には採風タイプを選べば、通風と断熱を両立できます。
小さな改修ですが、仕上げとしての効果は大きい部分です。
壊さずにできる「非破壊断熱」
「生活を止めずに性能を上げたい」
そんな声に応えるのが、テオリアランバーテックが手がけるセルロースファイバーを使った非破壊断熱です。
新聞紙を再生した自然素材で、断熱・防音・調湿の力を兼ね備えています。
吹き込み工法なので、配線や配管の周りまで隙間なく充填でき、
施工後の性能が安定しやすいのも特長です。
内装を壊さないので、住みながらでも工事が進められます。
この先も暮らす大切な家だから
断熱工事は、ただやみくもに進めるのではなく、「どこからやるか」で結果が大きく変わります。
窓から始めて、床、天井、玄関へ。
順番を意識すれば、体感の変化も光熱費の削減も、しっかりと実感でるはずです。
そして「壊さずにできる断熱」という選択肢もあることを知っていただきたいと思います。
セルロースファイバーによる非破壊断熱は、家を大切にしながら性能を底上げできる方法です。
「うちも変わるのかな?」と少しでも気になったら、まずは住まいの現状を知ることから始めてみませんか。
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