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パートナーとともに音楽に合わせて軽やかに舞う社交ダンスで、心も体も健やかに

社交ダンスの指導と交流の場づくりを通じて地域を結ぶプロ

太田郁子

太田郁子 おおたいくこ
太田郁子 おおたいくこ

#chapter1

初心者からプロ選手・インストラクターを目指す人までレベルに応じて指導

 「音楽とともに軽やかに舞う社交ダンスで、心も体も健やかに過ごしませんか?」と呼び掛けるのは、長野市のダンスホール「ホール鹿鳴館」を拠点に「テールコート倶楽部」を主宰する太田郁子さん。初心者から経験者、プロの選手やインストラクターを目指す人まで、レベルに応じて指導しています。

 「社交ダンスは、優雅なワルツや情熱的なタンゴなど10種目以上あり、飽きることがありません。歩くような簡単な動作もあり、年齢を問わず始めることができ、生涯にわたる趣味となります。当スクールには80代の生徒さんもいらっしゃいますし、競技会では90代のダンサーも出場しています」

 頭から足先まで姿勢を保って踊るうちに体幹や筋力も鍛えられ、背筋が伸びてボディーラインが引き締まったり、全身を動かす中で柔軟性がアップしたり。健康・美容面で変化を感じる声も多く、筋肉量が増えて医師に驚かれた生徒もいるとか。パートナーと音楽に合わせて踊るには頭も使い、認知症予防にも有用だと言われているそう。

 「気軽に参加できるよう、初めての方には、プライベートレッスンを1年間、通常の3分の1のお値段で受けてもらえます。グループレッスンは10人以下の少人数制で、初級・中級・上級コースを用意し、女性だけのラテンクラスもあります。まずは無料の体験レッスンにお越しください」

 4歳から小学生が対象のキッズクラスは、楽しくレッスンできるように工夫。運動能力やリズム感、集中力のほか、動きを合わせることで相手を思いやる心やコミュニケーション力も養うことができます。

#chapter2

30歳手前で社交ダンスを始め、踊ることに幸せを見いだし指導者の道へ

 以前はシステムエンジニアとして働いていた太田さん。社交ダンス教室を舞台にした映画「Shall We Dance?」(東宝配給)に憧れた友人に誘われ、30歳手前でカルチャースクールに通うようになりました。

 「4歳から10年以上バイオリンを習い、高校・短大ではバンドに打ち込み、テニスなど体を動かすことも好きで、音楽と運動に親しめることから夢中になりましたが思うように上達せず。悔しさから個人レッスンに移りました」

 ダンス検定を目標に持ち、さらに東京のトッププロとパーティーのデモンストレーションで実演する中、転機が訪れます。

 「仕事や将来への不安・家庭の事情から体調を崩し、休養を兼ねてハワイのマウイ島を訪れました。自分にとっての幸せは何かを考え、ふと、毎日踊ることだとひらめき、インストラクターになることを決意しました」

 会社を退職し、2006年にプロフェッショナルダンス教師資格を取得。長野のダンス教室で技術と指導力を磨き、自分らしいレッスンやイベントを展開すべく、2016年に「テールコート倶楽部」を開校。プロ選手としても活動し、競技の場で培ったテクニックを生徒へ還元しています。

 「社交ダンスは、アイコンタクトや呼吸、ボディコンタクトの一体感で、言葉を交わさずとも心が通い合う喜びがあります。旅行先のバリや上海では飛び入りで現地の人と踊り、世界共通を実感しました。感性や表現力も豊かになるのでアートが好きな人にもおすすめで、ギター講師や歌手、絵画をたしなむ方も受講されています」

太田郁子 おおたいくこ

#chapter3

練習場やダンス・ライブイベントなど、「ホール鹿鳴館」はレンタル可能

 太田さんが生徒を迎え入れる「ホール鹿鳴館」は、昭和の時代からダンス場やレストランなど、用途を変えながら受け継がれてきた建物です。現在は月2回以上、社交ダンスパーティーを開き、生バンドが入ることも。近年ではディスコイベントも開催し、盛況に終わりました。

 「ホールは20〜30人が踊れる広さを誇ります。壁面には鏡が施され、シャンデリアがきらめく華やかな空間でステップを踏むと気持ちが高まります。ステージとグランドピアノも備え、約60人を着席で収容できます。レンタルスペースとしても貸し出していますので、練習場や催事会場を探している方は、ぜひご活用ください」

 サルサやブレイキンといったダンス関連の催しをはじめ、シャンソンやジャズなどのライブ、ヨガ教室で利用されているとのこと。ダンサーやミュージシャンなど、ジャンルを超えて多様な人たちが交流する場になっています。

 「皆さまから広く企画を募り、情報発信にも力を入れ、ダンスや音楽といった芸術文化で地域を盛り上げていきたいと考えています。行政などとも連携し、社交ダンスを通じた高齢者の健康づくりや、認知症予防につながる取り組みにもお力添えできればと思います」

 太田さんは競技選手を引退しましたが、今後は審査員としても活動する予定で、選手の育成に注力。実技に加え、メイク・ヘア・衣装も含め、勝つためのノウハウを伝授。地元・長野で、社交ダンスの魅力を伝えていきたいと情熱を燃やします。

(取材年月:2026年9月)

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太田郁子

社交ダンスの指導と交流の場づくりを通じて地域を結ぶプロ

太田郁子プロ

社交ダンス講師

テールコート倶楽部

20年以上の指導歴を持つ社交ダンスのプロ教師が、競技選手としての経験を生かして初心者から選手・指導者志望者まで丁寧に指導。広いダンスホールはレッスンやパーティー、音楽ライブなどにも利用できます。

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