幅広い技術と柔軟な対応で難題に応える看板装飾創作物製作のプロ
藤原正洋
Mybestpro Interview
幅広い技術と柔軟な対応で難題に応える看板装飾創作物製作のプロ
藤原正洋
#chapter1
「商材のブランドイメージを表したり、企業のアイデンティティーを示したり、記憶に残る創作物でビジネスの伸展をお手伝いします」
そう話すのは、長野市の「新生工芸」代表取締役の藤原正洋さん。各種サインやディスプレイの製作・施工・管理を一貫して担っています。
「自立型をはじめ、存在感を発揮する壁面・袖看板、ポール、野立て、屋上・塔屋といった大型看板や電飾看板、懸垂幕・横断幕などを提供しています。ロゴのような複雑な形状がかなうカルプ文字、立体的で発光させることができ、夜間でも視認性に優れたチャンネル文字もお任せください」
文字や模様、絵柄を刻んだり、切り抜いたりするレーザー・NCルーター彫刻加工、アクリルやポリカーボネート、塩ビなどを成形するプラスチック加工、木加工も受託。オブジェや時計、名札、キーホルダーといったアイテムや、陳列棚などの什器も請け負っています。
「記念品や販促グッズとしてご利用いただけ、小ロットから承ります。伝統工芸のように透かし彫りや焼き印を木材に施すことも可能で、しっとりと落ち着いた質感や高級感を醸し出すこともできます」
藤原さんは「板1枚切るのも仕事の一つ」と語り、顧客が思い描く理想を反映するため、手間暇を惜しまず丹精込めて工作。同業得意先、工務店のほか他業種からも引き合いがあり、納期や技術面で対応が難しい案件が舞い込むことも少なくありません。
「『仕事は断らない』『都合のいい会社であれ』というのが私の口癖で、難易度が高いほど燃えるんです。まずはどうすれば実現できるかを考え、創意工夫を凝らして形にするのが当方の強みです」
#chapter2
藤原さんは若い頃に看板業界に身を置いた後、通信設備や制御信号を扱う弱電関係の業務に10年ほど従事。知人から声をかけられたのをきっかけに、再び慣れ親しんだ世界へ戻ります。
「お客さまの業種は多岐にわたり、求められることも一つとして同じではなく、バラエティーに富んでいるのが現職の面白さです。現場ごとに条件も異なり、その都度工法なども変わる。毎日が勉強で飽きることがありません」
実践を通じてノウハウを蓄える中で、自分で事業を立ち上げたいという思いが芽生え、2001年に独立。各方面から声がかかる中で「新生工芸」の先代社長と知り合い、実務に関わるように。現場を担いながら取引先と信頼関係を積み重ねてきた藤原さんは、2021年、先代から打診を受け、経営のバトンを引き継ぎました。
「代表に就任したものの当時はコロナ禍で、依頼数が半分以下になり、業績も落ち込みました。厳しい状況ではありましたが、全員一丸となって試練を乗り越えたことで、チームの結束が深まりました。社名の『新生』には『新しく生まれる』という意味があり、初心のごとくみずみずしい感性で、前進することが信念となっています」
少数精鋭の6人体制で、年間500~600件のオファーに対応。顧客の要望を細やかにくみ取り、柔軟な発想力で具現化することで満足度を高めています。
「長きにわたり懇意にしてくださるお客さまもいらっしゃいます。皆さまの期待に応えるためにも、真摯(しんし)にものづくりに取り組んでいきたいですね」
#chapter3
時代とともにトレンドは変化し、常にアンテナを張って市場の動向をつかむ藤原さん。ここ数年はレトロブームが起きているそうです。
「現在は鮮明に発色するLEDが主流になりましたが、柔らかく味わい深い光を放つネオン風のサインが人気を集めています。昭和の雰囲気を漂わせるノスタルジックなデザインを、設計士やデザイナーがリクエストするようになり、昔身に付けたスキルが生きる場面が多いですね」
昨今は、動画などを流すデジタルサイネージも普及。時間帯や打ち出すキャンペーンなどに合わせて情報を発信できる利便性がありますが、いつもの場所でいつもの表情をたたえ、目にする人に親しまれ、地域に愛されるのが看板の魅力だと言います。
「当方は、写真やイラストを色鮮やかに描き出すインクジェット出力・シート加工も手掛けています。タペストリーや店舗の軒先にかけるテント屋根にプリントするなど、道行く人にアピールして集客を促します」
多様なニーズに応えるため、工場内の加工・生産体制の拡充も構想。新しい素材や技法にも積極的に挑戦し、「新生工芸なら、なんとかしてくれる」と地域で頼られる存在であり続けることが目標です。
「与えられた課題に対し、『こうすればできる』と気づく瞬間が楽しいんです。お客さまが伝えたいメッセージや、商品・サービスのコンセプトや世界観を的確に表現するためにも、知識と技術を磨き、美観性と訴求力を兼ね備えたサインをお届けしたいですね」
(取材年月:2026年4月)
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Profile
幅広い技術と柔軟な対応で難題に応える看板装飾創作物製作のプロ
藤原正洋プロ
看板製作
有限会社新生工芸
レーザー加工やプラスチック加工など多様な技術を生かし、デザインから製作、施工まで一貫対応。納期や仕様が厳しい案件にも柔軟に向き合い、要望に応じた看板製作を行っています。
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