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高橋春彦プロは信濃毎日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

千曲市の中古住宅塗装で後悔しないための完全ガイド

高橋春彦

高橋春彦

テーマ:外壁塗装

「中古で家を買ったけれど外壁がくたびれてきた」
「築10年は過ぎたけれど本当に今塗り替えるべき?」
「見積もりが高くて踏み切れない」
そんなこと考えていませんか?
外壁塗装は“見た目を整える化粧直し”にとどまらず、家そのものを長持ちさせ、毎日の快適さを保つ“命綱”です。
本記事では「なぜ今塗るのか」「いくら掛かるのか」「どんな塗料を選べばいいのか」を一つずつ紐解きながら、
“中古住宅は塗装が必要か”の疑問を丸ごと解決。読後には、具体的に行動できるチェックリストまで手に入ります。

外壁塗装が“まだいいや”では済まされない3つの理由

1 建物の寿命を延ばす!雨・紫外線・温度差との静かな闘い
外壁は毎日、雨水による水分膨張と乾燥収縮を繰り返し、真夏は60 ℃を超える日射、真冬は氷点下の冷気にさらされます。
塗装が劣化し表面の樹脂が粉状(チョーキング)になると、防水膜が失われて躯体に微細な亀裂が発生。
そこへ入り込んだ水分が鉄筋を腐食させたり木材を腐朽させたりして、構造そのものを弱らせます。
塗膜は単なる色ではなく“外壁のレインコート”
破れたままにしておけば、いずれ内部まで雨が染み込み大規模補修が必要になるのです。

2 快適な住環境を守る!断熱・結露・光熱費の隠れコスト
塗膜の防水性が落ちると、壁体内の断熱材が湿気を含み性能低下。
夏は熱気がこもり、冬は暖房が逃げる負のスパイラルが始まります。
さらに壁内結露がカビを呼び、アレルギーや喘息リスクもアップ。
塗り替えを延ばした数年で光熱費や医療費がじわじわ膨らむ。
そんな“見えない損失”は意外に大きいものです。

3 外観と資産価値を守る“くたびれ感”は査定ダウンのサイン

中古住宅は「築年数」と「メンテ履歴」で評価が決まります。
外壁が色あせ、ひび割れがあると**将来の売却査定で数十万円単位のマイナス要因に。
逆に早めに手を打てば、買主に「きちんと手入れされた家」という安心感を与え、資産価値を底上げできます。

いつ塗る?“築10年・前回塗装10年”が劣化の目安


判定ポイント 目安 補足説明
築年数 10 年以上 新築時の塗膜が性能限界に近づく
前回塗装からの経過 10 年前後 高耐久フッ素でも12〜15年が限界
チョーキング 手で触ると白粉が付く 防水バリアがほぼ消失
ヘアークラック 幅0.3 mm未満の細い筋 放置で構造クラックへ発展
コーキング割れ 継ぎ目が硬化・剥離 雨水直通ルートになる


表のいずれか1つでも該当すれば“塗り替えサイン”。特に中古購入後は築年数と前回塗装時期が不明なことが多いため、プロ診断もおすすめですが、事前知識を

いくら掛かる?

項目 一般的な戸建(延べ100 ㎡) 中古住宅(劣化大)
足場・養生 15〜20 万円 同左
高圧洗浄・下地調整 5〜10 万円 8〜15 万円(補修追加)
下塗り 5〜8 万円 6〜10 万円
中塗り・上塗り(シリコン) 20〜30 万円 同左
コーキング全面打替え 8〜12 万円 12〜18 万円
合計目安 **50〜80 万円** **60〜100 万円**


中古は下地の傷みとコーキング劣化が進行しているケースが多く、補修費が上乗せされます。
しかし下地を無視して塗ると数年で剥離し二度手間に。初期投資より“次の塗り替えまで何年保つか”で比較するのがポイントです。

どの塗料を選ぶ?

塗料グレード 期待耐久 ㎡単価 向くケース コメント
ウレタン 8〜10年 2,000〜2,500円 予算優先/短期売却 コスパは良いが頻繁に手直しが必要
シリコン 12〜15年 2,800〜3,500円 標準的 防汚・耐久のバランス◎
ラジカル制御 13〜16年 3,200〜3,800円 日射が強い地域 紫外線劣化を抑制
フッ素 15〜20年 3,800〜5,000円 長期保有/3階以上 汚れに強くメンテ周期最長
無機ハイブリッド 18〜22年 4,500〜6,500円 重厚感・艶持続重視 帯電しにくくカビ藻が付きにくい


*築浅中古ならシリコンで十分ですが、築20年超や高所足場が割高な3階建てではフッ素以上で“足場回数を減らす”発想が結果的に安いことも。見積もりは*\*“10年間のトータルコスト”\**で比較しましょう。*

施工で失敗しない3つの鉄則


1 プロ診断で“補修
外壁内部に雨水が入っていないか、確認
補修せずに塗れば水分が塗膜を内側から押し剥がします。
2 下地処理8割の法則
高圧洗浄でチョーキングを落とし、サイディング継ぎ目はVカット+プライマー+新規コーキング。
モルタル壁はクラック巾に応じてUカットで樹脂モルタルを注入。
これら“地味な工程”こそ剥離・膨れ防止の要です。
3 塗布量と乾燥時間の厳守
塗料メーカーの仕様書には「㎡あたり0.25 kg×2回塗り」「23 ℃で2 時間乾燥」など細かな条件が明記されています。規定より薄く塗れば耐久は半減。
工程ごとの写真提出やウェットゲージ測定を依頼し、透明性を担保しましょう。

事例で学ぶ“やって良かった”と“放置して大損”

ケース 築年数/症状 施策 10年後の結果
A邸 築12年/色あせ軽度 シリコン塗装60 万円 再塗装まで15年キープ、累計60 万円
B邸 築18年/チョーキング+クラック 3年放置→雨漏り発生後フッ素+張替え160 万円 追加補修含め累計160 万円
C邸 築25年中古購入/チョーキング 即フッ素塗装95 万円 資産価値維持、売却査定+80 万円


A邸とB邸の差は放置3年。
「今やる・あとでやる」では投資回収に100 万円超の開きが出ることも珍しくありません。

“迷ったら診断、動くなら早め”が中古住宅塗装の判断軸

1.築10年 or 前回塗装10年を過ぎたらまず無料診断。
2.劣化度とライフプランで塗料グレードを選ぶ。
3.下地補修 → 適正塗布量 → 施工写真管理で品質保証。

外壁のひびや色あせを見て「いつかやらなきゃ」と感じた瞬間が“最適タイミング”です。
無料診断で3社相見積もりして総コストで比較すれば、数字と根拠をもって納得の一手が選べます。
美しい外観と快適な住み心地を取り戻し、“中古住宅”をこれからも気持ちよく住み続けられる我が家へとアップグレードしましょう。

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高橋春彦
専門家

高橋春彦

しろくまペイント(株式会社 霜鳥 塗装事業部)

塗る場所の状態や材質によって正しい塗料を選ばないと、後々問題が起きてしまいます。限られた予算の中で最も良い選択をするには、あらゆる塗料の性能や性質を知り尽くしているプロの目が必要不可欠なのです。

高橋春彦プロは信濃毎日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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