屋根の高圧洗浄、壊れるって本当?長野市での注意点と対策まとめ
納得価格へ導くチェックリストと値下げの極意
高額見積もりを手にした瞬間!こんなに高いのっ!それみんな同じかもしれません。
待ちに待った外壁リフォームの見積もりを開いた途端に “えっ、こんなに高いの” と目を疑ったこと、ありませんか?
隣家のリフォームはもっと安かった気がするのに、うちだけケタ違いってどういうこと?
そんな声を毎月のように耳にします。
家を守りたい気持ちは強いけれど“高すぎる”壁にぶつかって結局先延ばし……。
でも放置すれば劣化は加速し、次の見積もりはさらに高くなる!
負のループです。
この記事では 「高額になる理由を可視化しムダを削って安心価格で契約」 のステップを、解説します。
読み終えたとき、あなたは“値切り”ではなく“納得”で工事を決められるはずです。
外壁塗装が高くなる5大要因を分解しよう
1.塗料グレード“10年もつ”は本当に必要?
外壁塗料は車のグレードのように上位モデルほど高耐久で、高価格です。
たとえばフッ素塗料は1㎡あたり3,500円前後、水性シリコンは2,000円前後だけ数字だけ見ると“長持ち=お得”に思えます。
しかし築20年未満の木造住宅ならサイディング材の寿命(30~40年)が先に来るため、30年もつ無機塗料を選んでも持て余すケースが少なくありません。
つまり、“高級=正義”ではなく「家の残り寿命×ライフプラン」で最適解は変わるのです。
表で比較|主な塗料の耐用年数と㎡単価
| 塗料種類 | 耐用年数目安 | ㎡単価の幅 | 総額目安(塗料+施工) | コメント |
| アクリル | 〜6年 | 1,300〜1,600円 | 約18万円 | とにかく初期費用重視 |
| ウレタン | 8〜10年 | 1,600〜2,200円 | 約24万円 | 安さと耐久のバランス |
| シリコン(水性) | 10〜13年 | 1,900〜2,500円 | 約28万円 | 近年の主流 |
| ラジカル制御 | 12〜15年 | 2,400〜2,900円 | 約35万円 | 紫外線に強い |
| フッ素 | 15〜18年 | 3,200〜3,800円 | 約46万円 | 高耐久・高価格 |
| 無機 | 18〜22年 | 3,600〜4,400円 | 約52万円 | メンテ回数を減らしたい方向け |
※足場・諸経費別。地域・業者により差異あり。
施工方法は丁寧さと金額はトレードオフ
費用内訳を覗くと「高圧洗浄・ケレン・ひび補修・下塗り・中塗り・上塗り」と工程がずらり。
下地処理を簡略化したり2回塗りを1回に減らせば当然コストは下がります。
ただし塗膜寿命は3〜5年単位で短くなるのが通例。
“手抜きで安い”のか“適正簡略で安い”のかを見抜くには、見積書に各工程の面積・使用材料・回数が明記されているかをチェックするのが近道です。
外壁面積|延床30坪でも壁は意外に広い
建築図面の 「外周×高さ」 で計算すると、30坪の総2階住宅でも外壁は140㎡前後。
㎡単価が50円違うだけで総額は7,000円変わります。
さらにバルコニーや凹凸が多いデザイン住宅は実質面積が1.2倍に膨らむことも。
“見た目はコンパクトなのに費用が高い”と感じたら、まずは“実測面積”を確認させてもらうことが出発点です。
劣化度合い・補修が多いほど予算は跳ね上がる
ひび割れ(クラック)が深いほど厚塗り材や補修モルタルが必要になり、1本あたり数千円が積み上がります。藻・カビがひどいとバイオ洗浄代が別途1〜3万円。放置期間が長いほど処置が増え、塗装単価より補修費が主体になるこれが“高すぎる”と感じる最大の落とし穴です。
業者間の価格差・実は“定価”が存在しない世界
外壁塗装は完全な自由競争。
職人直営店は中間マージンが小さい反面、保証が短いことも。
大手フランチャイズは逆に営業経費を上乗せ。
「同じ塗料・同じ面積でも30万円差」が珍しくありません。
だからこそ相見積もりが鉄則。
ただし安さだけを追うと施工品質が落ちるリスクもあるため、“価格×保証×実績”を3軸で比較することがポイントです。
費用を抑える3ステップ・ムダを切り、品質を守る
STEP1|最低3社の相見積もりで“平均値”を掴む
相見積もりは多ければ多いほど良いわけではなく、地域密着店・中規模専門店・大手系の3タイプを比べると傾向差が鮮明です。
平均値を把握すれば、極端に高いor安い業者をふるいにかけ、冷静に交渉できます。
STEP2|見積書を分解して“削れる項目”を発見
たとえば足場費15万円を既存屋根工事と同時施工で半額に、バイオ洗浄3万円は軽度の汚れなら高圧洗浄に変更など、“品質に直結しないオプション”を削るだけで10万円単位の圧縮が可能です。
大切なのは削る理由を業者と共有し、最終品質を保証してもらうこと。
STEP3|工事時期をずらして“閑散期割引”を狙う
梅雨や真冬は塗装需要が落ち、職人稼働率を保ちたい業者は10〜15%の値引きを提示することが多いです。
工期に余裕があり天候リスクを許容できるなら、閑散期の仮予約を打診する価値は大。
数字で見る“高すぎる”の境界線
モデルケース(築15年・延床30坪・軽度クラック有り)の3プラン比較
| プラン | 総額(税込) | 塗料 | 耐用年数 | 備考 |
| コスパ重視 | 78万円 | 水性シリコン | 12年 | 足場共用・梅雨時期施工 |
| バランス | 98万円 | ラジカル制御 | 15年 | 標準工程フル実施 |
| 長期安心 | 125万円 | フッ素 | 18年 | クラックUカット補修込み |
で職人単価がやや高めですが、80〜110万円がボリュームゾーン。
130万円を超えたら施工理由を精査、70万円を切ったら工程省略を疑う。
これが“高すぎる/安すぎる”を見極める目安です。
悪徳業者を跳ね除ける!4つの質問と赤信号フレーズ
質問①「工程ごとの面積と塗布量を教えてください」
答えを濁す業者は要注意。塗布量不足は早期剥離の元凶です。
質問②「追加費用が出るケースを契約前に示してもらえますか?」
不明瞭な“後出し請求”を防ぎます。“やってみないと分からない”は赤信号。
質問③「使用予定塗料の製造ロットNo.を工事後に共有」
正規ルート調達なら回答は即OK。曖昧なら横流し品の可能性も。
質問④「施工中の写真を工程ごとにLINEで報告してもらう」
リアルタイム写真は手抜き防止に最も効果的。“写真はNG”は要警戒です。
“高い”を“納得”に変える3つの行動
外壁塗装が高すぎると感じたときは、
1.費用構成を知りムダを見つける
2.相見積もりで平均をつかむ
3.削るか、先送りかを家の寿命と照合する
この3段階を踏めば、金額だけに惑わされず「必要な品質を最小コストで」実現できます。
まずは今日、気になる業者3社へ
“面積実測込みで見積もりをください”と連絡してみましょう。
値下げより“納得”で笑顔の契約を。
それが、後悔ゼロのリフォームへの第一歩です。



