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【軽井沢町版】外壁塗装は築10年が節目?屋根と同時に塗るお得な理由

高橋春彦

高橋春彦

テーマ:外壁塗装

「そろそろ外壁が気になる…」それ、築10年がサインかもしれません
外壁の色あせやひび割れが目につき始めたら、「そろそろ塗り替えかな?」と悩みますよね。
そして築10年という数字が気になる頃。
住宅の見た目だけでなく、実は住まいを守る防水・防湿機能にも関わる大切な節目です。
塗装を怠ると、雨漏りや建材の腐食など、深刻なトラブルにつながることも。
さらに屋根と外壁を“別々に塗装”するのではなく、“同時に塗る”ことで得られる大きなメリットも見逃せません。
本記事では、築10年での外壁塗装がなぜ推奨されるのか、屋根と外壁を一緒に塗るとどんなメリットがあるのか、さらに注意点や塗料選びまで分かりやすく解説します。

築10年の住宅に外壁塗装が必要な理由とは?

築10年というタイミングは、ちょうど多くの塗料が寿命を迎える時期。
新築時に使用された塗料の多くは、耐用年数が8〜10年ほどです。
塗膜が劣化してくると、雨水や紫外線の影響を直接受けるようになり、外壁材そのものが傷んでしまうのです。
また、経年劣化によって起こりやすい「チョーキング現象」(壁を触ると白い粉が付く)や「ヘアクラック(細かなひび割れ)」は、外壁の防水性が失われてきたサイン。
放置すれば、壁の内部まで雨が浸透し、やがては構造材の腐食やカビの温床となることもあります。

外壁と一緒に屋根も塗装するのが賢い理由

足場代が一度で済む!10万円〜20万円の節約に

外壁や屋根の塗装には、必ずといっていいほど足場が必要です。
その費用は平均で15〜25万円程度。
同時に塗装をすれば、足場代は1回分で済みます。
逆に別々に施工すると、足場を2回組むことになり、単純にコストが倍近くかかってしまうのです。

工事期間が短縮できてストレスも軽減

外壁と屋根を別々の時期に塗装すれば、それぞれで1週間〜10日ほどの工事期間が発生します。
騒音や職人の出入りに気を遣う時間も2倍に。
しかし同時施工なら、1度の短期間で全てを済ませられるため、精神的にも非常にラクです。

塗装の劣化サイクルを揃えられる

屋根と外壁の塗装サイクルがバラバラだと、次回のメンテナンスのタイミングもズレてしまいます。
将来の工事計画を立てやすくするためにも、劣化スピードを合わせる“同時塗装”は合理的です。

比較項目 外壁・屋根を別々に塗装 外壁・屋根を同時に塗装
足場代 2回分(約30万円) 1回分(約15万円)
工期 それぞれ7〜10日ずつ 合計10〜14日
ストレス 2回分の生活ストレス 1回分で済む
劣化サイクル ズレてしまう 揃えられる

築10年で外壁塗装を行う際のチェックポイント

劣化症状の確認は重要

塗装のタイミングは「年数」だけでなく「状態」でも判断します。
外壁にひび割れがある、手で触ると白い粉がつく、コケやカビが目立つなどのサインがあれば、塗膜がかなり劣化しています。

専門業者による診断を受けよう

見た目では判断できない劣化もあります。
プロによる無料診断を受けることで、補修が必要な箇所や塗料の選定などを適切にアドバイスしてもらえます。
築10年で症状が出ていなくても、一度相談しておくのがおすすめです。

塗料の選び方も重要

価格だけで塗料を選ぶと後悔することもあります。
耐久年数や遮熱効果、汚れにくさなど、機能面も重視しましょう。以下に代表的な塗料の特徴をまとめます。

塗料の種類 耐久年数 特徴
アクリル 約5〜7年 安価だが耐久性が低い
ウレタン 約8〜10年 コスパ重視・柔軟性がある
シリコン 約10〜13年 現在の主流、価格と性能のバランス◎
フッ素 約15〜20年 高耐久・高価格、長期メンテに最適


軽井沢町での外壁塗装は湿気対策がカギ

軽井沢町は比較的湿度の高い地域に位置しており、夏場には気温も湿度も上がりやすい傾向にあります。
このため、外壁の塗膜が傷んでくると、コケやカビが発生しやすくなるのが特徴です。
防カビ性能の高い塗料や、汚れに強い塗膜を選ぶことが、長持ちの秘訣となります。
また、湿度による膨張・収縮を繰り返すことで、サイディングボードの継ぎ目やシーリング材も傷みやすくなります。定期的な点検と補修は欠かせません。

塗装時期は春か秋がベストタイミング

気温が高すぎず、湿度も安定している春と秋は、塗装に最適な季節とされています。
夏の猛暑日や冬の寒冷日は、塗膜の乾燥が不安定になりやすく、仕上がりにも影響が出ることがあります。
また、雨が少ない時期を選ぶことで、工事のスケジュールがズレるリスクも抑えられます。
予定通りに終わらせるためにも、塗装業者との打ち合わせは余裕を持って行いましょう。

築10年の塗装で家の価値をキープしよう

住宅は、定期的なメンテナンスを行ってこそ価値を保てます。
外壁や屋根の塗装は、その第一歩とも言える存在です。
10年目にしっかり手を入れることで、建物の寿命を延ばし、次の10年も安心して暮らせる住まいを維持できます。
外壁と屋根を一緒に塗装するという選択は、「今」だけでなく「未来」のための賢い判断。
ぜひこのタイミングを活かして、住まいの健康を見直してみてください。

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高橋春彦
専門家

高橋春彦

しろくまペイント(株式会社 霜鳥 塗装事業部)

塗る場所の状態や材質によって正しい塗料を選ばないと、後々問題が起きてしまいます。限られた予算の中で最も良い選択をするには、あらゆる塗料の性能や性質を知り尽くしているプロの目が必要不可欠なのです。

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