長野市で雨漏り修理はどこに頼む?原因別の依頼先と失敗しない業者選びのポイント

関連記事
私たちの雨漏り調査と修理について
「工場の天井からポタポタ…と落ちる水...」
「梅雨になると倉庫の段ボールが湿気でヒヤッとする...」
「応急処置でビニールを貼ってるんだけど、この後、どうすれば…」
実際に、“どこに相談すればいいの?” “費用はどれくらい?” と悩んでいる担当者の方は少なくありません。
私は雨漏り鑑定士として現場を駆け回り様々な雨漏りを解決に導いてきました。
本記事では 長野市エリアの工場・倉庫 を想定し、雨漏りの原因調査から修理完了、その後の保証や助成制度までを徹底解説します。具体例を交えながら進めますので、最後までお読みいただければ幸いです。
工場・倉庫で起こる雨漏り例く
折半屋根ボルトのサビは“静かな侵入路”
工場屋根で最も多い折半(せっぱん)屋根。
鋼板を波形に折り曲げて強度を出しているため軽量で広スパンに向く屋根材ですが、固定ボルトがさらされている点が泣きどころです。ボルトの頭が赤茶け始めたら要注意。
錆が進行すると雨水がナット周縁から毛細管現象で吸い上げられ、天井裏へとゆっくり浸入することがあります。
早期段階では室内に症状が出にくく、「気づいたときには天井が錆びたり黒カビ」という事例も珍しくありません。 “サビは穴があく可能性がある予備軍” と覚えておきましょう。
スレート・トタンの経年劣化“ひび割れ
倉庫に多いスレートや古いトタン屋根は、紫外線・温度変化・凍結融解の繰り返しで表面が粉状になり(チョーキング現象)、やがて微細なクラックが生じます。寒暖差が大きい長野市では、昼夜で板金が伸縮を繰り返しクラックが発生することも。
目視で白っぽい粉が付着したら、屋根材表層の保護機能が無くなってきているサインと考えてください。
屋上防水層のひび・膨れ
鉄骨造りの工場で陸屋根の場合には、塩ビシートやウレタン防水で雨水をシャットアウトしています。
しかし紫外線や雪害でシートが硬化・縮み、小さな亀裂や継ぎ目の浮きが出ると、降雨で水が入り込みます。
「防水層があるから安心」と油断しがちですが、 10年を超えた防水層は定期点検が必要です。
外壁・サッシ廻りのシーリング劣化“ゴムが固まるとは雨に弱くな
外壁パネルの継ぎ目や窓枠の周辺で、ゴムのように弾力があったシーリング材が時の経過と共にカチカチに硬化、表面がヒビ割れしていきます。
一見小さな隙間でも、風雨が吹き込むと大量の水を呼び込みます。
特に高さのある工場外壁は風にで掛かる荷重が強く、水平に降る雨でもシーリングの切れ目から内部へ直撃します。
調査から保証まで・雨漏り修理のための流れ
ステップ1 精密な原因調査は“医師の診断”
プロは散水試験や赤外線サーモグラフィーで水の動線を可視化し、複数の侵入口を特定します。
原因を一点に絞り込むまで早くて半日~1日。
その結果を写真と図面に落とし込み、施主が見ても腑に落ちる報告書を作成します。
ステップ2 最適工法の選定“症状×コスト×耐久性”の三角形
調査報告を受けたあと、 補修・部分張り替え・カバー工法・全面葺き替えのどれがベストかを決めます。
ここで大切なのは 「一次的に止水できれば良い」なのか「この先20年はメンテナンスを減らしたい」なのか施工の目的をはっきりさせること。
目的次第で見積金額が2倍以上違うケースもあります。
ステップ3 工事実施“動かせない機械は養生で守る”
工場稼働を止められない場合は、夜間施工・エリアを分割に施工するなど操業停止を最小限に抑えます。
大型フォークリフトが行き交う動線では仮設足場の転倒防止を二重三重に行うなど、 安全対策と生産ライン維持が最大のポイントです。
ステップ4 保証・点検“工事完了はスタート地点”
業者によっては保証書を出してくれます。
ですが紙1枚で終わりではなく、 “カルテ” 形式で履歴を残す会社を選ぶと、これからの維持管理に役立ちます。
修理方法別コスト・耐用年数・特徴比較
修理方法概算費用(㎡あたり)期待耐用年数主なメリット主な注意点
ボルトキャップ・パッキン交換+シーリング補修4,000〜8,000円3〜5年工期が短く稼働中でも施工可局所対応のため根本的劣化には不向き
部分張り替え(折半屋根1〜2枚)8,000〜12,000円8〜10年侵入口をピンポイントで解消屋根材色が周辺と若干変わる場合あり
カバー工法(既存屋根の上に新規金属屋根)9,000〜14,000円15〜20年廃材ほぼゼロ、断熱性アップ荷重増に伴う耐震確認が必要
全面葺き替え(既存撤去+新設)12,000〜18,000円20〜30年下地腐食も同時に改善、外観一新工期長・騒音大、産廃コスト増
防水層再施工(屋上ウレタン複合防水)6,000〜9,000円10〜12年形状を選ばずシームレス施工中は臭気対策が必要
シーリング総打ち替え(外壁・サッシ)900〜1,500円/m7〜10年コーキング劣化を一掃高所作業足場費が別途発生
※費用は長野市および近隣市町村の建築金物単価・人件費平均より算出(2025年4月調査)。
実際は施工面積・仮設条件・夜間割増の有無で変動します。
長野市で工場雨漏りを直すといくら?実勢価格と予算組みのコツ
小規模補修(10㎡未満) … 3~20万円
ボルトキャップ交換、止水コーキングのセットが一般的。
折半屋根カバー工法(500㎡想定) … 120~200万円
既存屋根を撤去せずガルバリウム鋼板を重ねるため、産業廃棄物費を大幅削減。
全面葺き替え(800㎡想定) … 180~300万円
防錆塗装を施した新規母屋下地への交換込み。工期は約3週間。
ポイントは“相見積もり3社”。仕様書・保証年数・養生範囲を 横並びで比較 すると、数字では見えないサービス差が浮き彫りになります。
火災保険と助成制度──“使えるものは味方に”
長野市の外壁塗装・防水に 専用助成金は現状ないですが、自然災害が原因の屋根破損・防水層のめくれなどは 火災保険の風災補償 が適用される可能性があります。
施工業者に被害写真と見積書(※保険会社指定フォーマットが望ましい)を用意してもらいましょう。
損害保険会社へ申請
認定後は保険金が振り込まれ、自己負担を圧縮
申請前に“応急処置”としてブルーシートを掛けた場合、その作業費も「臨時費用保険金」に含まれるケースがあるため領収書は必ず保管しましょう。
放置リスク──「まだ大丈夫」は“見えない赤字”を生む
雨漏りを放置した工場でよく見るのが 鉄骨の内部腐食。見える面をケレン・塗装しても、断面積が減少したH形鋼は元の強度を取り戻せません。また、湿気は 電気制御盤のショート や 製品在庫のカビ を誘発し、直接的な修理費以上の損失が膨れ上がります。
「止まらない雨漏りは、毎日お金をこぼしている」と捉えると危機感が高まるはずです。
失敗しない業者選び──5つのチェックポイント
赤外線・散水試験をセットで行うか
どちらか片方だけでは真の浸入口を見落としやすい。
写真付き調査報告書の提示
紙1枚の見積書だけなら要警戒。
保証書に“免責事項”が明記されているか
曖昧な保証は後トラブルの火種。
施工中の操業影響を具体的に説明できるか
動線、換気、臭気──“リアルな現場想定”が語れない業者は不安。
地元での工事実績と口コミ
同業種の施工例が多いほど、トラブル対応ノウハウが蓄積。
長野市の工場倉庫改修専門店「しろくまペイント」が選ばれる理由
創業50年以上、東北信エリアで累計1,200棟以上の改修実績
独自の“雪国対策防錆仕様” で折半屋根ボルトを長持ちコーティング
「雨漏りかも?」と思ったら、写真1枚からでもご相談OK。 点検・見積もりは完全無料です。
まずはお気軽にご連絡ください。
“雨を止める”は“工場を守る”と同義
工場・倉庫の雨漏りは、単に建物が濡れるだけの問題ではありません。
生産設備の稼働率、在庫の品質、社員の安全、さらには企業イメージ まで直結します。
長野市という寒暖差が激しい土地柄を踏まえつつ、
・原因調査で侵入口を特定
・最適な工法と費用
・火災保険や保証制度を活用
地元密着で実績豊富な専門業者の選定
この4ステップを押さえれば、雨漏りは怖くありません。
しろくまペイントでも、各種雨漏り調査や雨漏り修理を行っています。



