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高橋春彦プロは信濃毎日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

外壁塗装事例集追加しました。千曲市・上田市などの塗装事例を掲載

高橋春彦

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テーマ:外壁塗装

外壁の塗装をする前の注意点

■ 外壁塗装の前に

外壁は屋根と違い劣化個所を目視で確認する事ができるので、常にどのくらい劣化しているのか確認する事ができるので、塗装工事を行う上での一つの目安になります。
ただ、自分で劣化を確認する上で判断がつきずらいと思います。



塗装工事は外壁材や下地の状態によって使う塗料が大きく変わってきます。

まずは外壁の状態を見極めて、自分の家が塗装工事をする時期なのかそうでないのか把握しましょう。

■ チョーキング

紫外線や風雨の影響によって塗膜の組織が分解され、粉状になる症状です。

立地や環境、使用する塗料によってチョーキングが出るまでの期間に差があります。


一般的にはシリコン塗料よりフッ素塗料の方がチョーキングが起こりずらいです。

気を付ける点として、『チョーキングを放置すると外壁が崩れる』と言ったりする悪徳業者がいるそうですが、チョーキングで外壁が崩れる事はありません。
この後紹介するクラック(ひび割れ)や凍害などの要因が重なった場合起こる事があります。

■外壁のコケ

塗料にはカビやコケの発生を抑制する成分が含まれていますが、塗料の性能が低下してくるとコケが発生しやすくなります。

近隣に植物が多く派生していたり、森林に囲まれている住宅、北側等の湿気が溜まりやすい場所に生えます。





■ 外壁のクラック(ひび割れ)

地震や大型車両の通行、工事現場付近の住宅で建物が揺れる事によって起こりやすくなります。
ひび割れにも種類があり、髪の毛程の細いクラック、通称ヘアクラックやそれ以上のクラック構造クラックに分けられます。



クラックの程度によって処理方法が変わります。
ヘアクラックの場合は塗装によってクラックが改善されますが、構造クラックの場合はUカット工法という、日々の部分を削って幅を大きくしその後防水処理をしてモルタルで埋め直す処理をしなければなりません。

ヘアクラックも放置をすると幅が広がっていくので注意しなければなりません。

■ シーリングの劣化

サイディングやALC、サッシ周りに使用される弾力性のある材料です。

役割として、防水性能の確保や壁同士がぶつかるのを抑える効果があります。
施工当初は弾力性があり柔らかいですが、紫外線などの影響により徐々に硬くなってきます。



そうなると壁同士がぶつかるのを抑えられなかったり、防水性能も低下してしまい、雨水が入る事で内部にカビなどの影響を及ばします。

シーリングにひびが入っていたり、痩せてしまっている場合には塗装工事と必ず一緒にしなければならない施工の一つです。

■ どのような塗料を選べばいいのか

外壁も屋根同様に多くの塗料が販売されています。

数ある塗料の中から、自宅の状態や今後どういった形で家を維持管理していきたいかによって選ぶ塗料が変わってくるでしょう。



多くの人が塗装工事で選ぶ塗料の種類で一番人気なのが、シリコン塗料です。

同じシリコン塗料でもメーカーによって質が違います。
どのメーカーのどんなシリコンを使うのかといった事まで塗装工事をする際には把握しておきましょう。

シリコン塗料でも1液水性、2液水性、1液油性、2液油性にも分類する事ができます。

それでは、しろくまペイントの外壁塗装工事の流れや工夫した点などをご覧ください。

長野市K様邸外壁塗装工事

施工前

施工前
塗装前は白を基調とした建物に木部や雨樋が備え付けてある重厚感たっぷりな和風建築です。

仮設足場の設置

仮設足場の設置
安全性の確保と作業効率を上げる目的だけでなく、高圧洗浄時の水や塗装時の塗料の飛散を防ぐ為に仮設足場と飛散防止メッシュの設置を行います。
注意点としては設置や解体時に金属音がします。

下地処理

下地処理
高圧洗浄で汚れている外壁などをキレイにします。
それ以外にもひび割れ(クラック)部分などある場合、塗装前に補修工事をします。

各種塗装

各種塗装
各種塗装
塗装部位に合わせて適切な塗料の選択を行い塗装します。
今回は外壁・庇・雨樋・木部・ベランダ防水等を行いました。

施工完了

施工完了
施工前は全体的に白でしたが今回は少しクリーム色での塗装を行いました。
雨樋や庇部分はこげ茶色にて塗装しています。

使用塗料

使用材料
使用材料
契約時にお客様に説明している塗料と実際に使用する塗料に誤りがないか現場にて写真撮影をしています。

上田市S様邸外壁塗装工事

施工前


塗装前の状況です。全体的に白をベースとした建物です。

足場設置作業


安全かつ作業性をよくするために、足場と飛散防止メッシュを設置します。

下地処理状況


コーキングの打ち替えや高圧洗浄は、塗装前に行う大切な作業です。

各種塗装


塗料の効果を最大限発揮するには、決められた塗布量を守らなければなりません。

施工完了


屋根や外壁はガイナを使用し、付帯部はフッ素塗料を使用しました。

塗装前・塗装後
施工前・施工後です。

塗装前に作成したカラーシミュレーションです

塗装前にイメージ用のカラーシミュレーションを作成しました。
お客様のご要望により、何通りかのパターンを提出させていただきました。
詳しくはこちらから
http://savepaint.net/introduce/%E5%A4%96%E5%A3%81%E5%A1%97%E8%A3%85%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E9%9B%86

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高橋春彦
専門家

高橋春彦

しろくまペイント(株式会社 霜鳥 塗装事業部)

塗る場所の状態や材質によって正しい塗料を選ばないと、後々問題が起きてしまいます。限られた予算の中で最も良い選択をするには、あらゆる塗料の性能や性質を知り尽くしているプロの目が必要不可欠なのです。

高橋春彦プロは信濃毎日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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