分かりやすい“コミコミの総額表示”で中古軽自動車を展開（3/3）

見えない部分まで誠実に清掃。当店でなくても、地元密着型の店舗に着目してほしい

　系列の飯田店と合わせて「ポッキリ屋」グループでは、軽自動車を買い取ってメンテナンスを施し、店頭で展開しています。
　「車両を運搬する費用が掛からない、他店から調達するなど余計な手数料が生じない、といったメリットを生かし、『高く買い取り、安く売る』を実現しております」と高見さん。新車の注文も受け付けていて、月々定額でリースし、契約満了後に購入したり、乗り換えたりすることも可能です。

　「軽自動車は1998年頃を境に、安さやコンパクトさに加え、車体の安全性や頑丈さも求められるようになりました。普通車に比べて燃費も良い傾向にあり、省エネ重視の今の時代にマッチしていますよね。やがて軽の中古車市場はハイブリッド車が中心になり、その先は電気自動車（EV）が台頭すると考えられます」

　気持ちよく乗車してほしいと、納品前には、エアコンの吹き出し口の奥やフロアマットの下、さらに座席のレールといった“見えない部分”まで丁寧に清掃するのが「ポッキリ屋」の流儀。
　昨今は、業界大手による不祥事がニュースに。車の愛好家やユーザーの信頼を裏切るような状況を目にし、心を痛める高見さん。「商売とまっすぐ向き合う自分たちの姿も知ってほしい」と力を込めます。

　「中古車ゆえに、故障する可能性は頭に入れておく必要があります。ご自身やご家族の身を守るために、当店でなくても、長く地元密着型のビジネスを続け、堅実な経営だと評判の店を選んでほしいですね」

（取材年月：2023年9月）

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