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50年前の車両NONDA「N360復活」のお手伝いルーフ破れ補修のご紹介!

米澤吉二

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テーマ:合皮生地破れ修理

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「生地自体を金具で装着タイプ」ます求められるのは強度


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電話で「N360のレストアをしているものですが」と前置きがあってルーフの破れ補修の依頼がありました。N360は1967年から発売したHONDA初の「軽の乗用車」(軽トラックはあった)でした。そのルーフの破れ?と言われてイメージが湧きません。

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現在のルーフは専用のボードに生地を貼り付けた状態で車に取り付けられています。特に外車に多いのがこの生地が剥がれて垂れ下がってしまうトラブルです。この時は生地の張替えで対応します。(当店ではやっていない)話の状況からそういうタイプのものではないらしいのですが、届いたルーフは生地に断熱材と数個の金具が取り付けられているもので、ボロボロに破れた箇所が3箇所が数ヶ所あります。

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ルーフの取り付け方は、金具で車体に引っ掛ける形で装着され、外周の30ミリ程度は車体の中に入ってしまうため金具と補修箇所自体は見えなくなるようです。但し破れた状態では生地が垂れ下がってしまいます。補修に求められるのは仕上がりの奇麗さではなくむしろ強度のようです。それも装着時はかなり引っ張られるのでそれに耐えられる強度が必要なることが分かりました。

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強度確保は「できるだけ広い面で」補修!


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生地の前後は幅15ミリほどの金属板に生地が巻きつけられた状態で縫い合わせてあります。この金属板に装着用の金具がリベットで取り付けられています。とりあえずこのリベットを取り外し補修後またリベットを取り付けるしか方法はなさそうです。生地の方はどうやって直すのか? オリジナル同様縫製で直すのか? そうしたくとも縫い代自体ボロボロ」じゃないか? どうするればこの補修は完結するのか?補修方法を巡ってしばらく考えることにしました。

リベットは取り外す。やぶれた箇所は補強のリペアガーゼを入れ、熱式充填剤で、できるだけ広い面で直して行くことで、生地に過度の負荷をかけずに強度も確保できるのではないか!なんとなくリペアのイメージが沸いてきました。


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引き取りに来られたお客様「あーすごい!あのボロボロだったのが直ってる!」たいへん喜んでいただけました。




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米澤吉二
専門家

米澤吉二(リペア・メンテナンス)

トータルリペア工房吉楽

自動車部品工場で40年にわたり培った技術で、車のハンドルやシートなどの内装や皮革製品の傷を丁寧に修復。米国に本部があるリペアチェーンのノウハウを加え、期待以上の仕上がりを提供します。

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