ボルボ ハンドルの色落ち復元補修、内装の汚れ落しに溶剤は禁物!のご紹介!
バックスキンに塗装!そりゃ無茶だ!でもなんとかしたい!ならベース剤塗ったくりだ!
今年の春にシートリペアを行ったレクサスのお客様が、赤シートと同じ色のステアリングに交換。真っ赤なシートに、真っ赤なステアリングがだったのが、数か月でステアリングの色が抜けてしまったそうです。そこで、シートリペアを実施した当店でステアリングの色を復元してほしいと、ご依頼がありました。
今年春に行ったシートリペア
色落ちしたステアリング
運転席窓から見ると白に近い状態
革の素材はバックスキン、塗装はできない?
ステアリングの素材はバックスキン、いわゆる起毛状態です。触った感触は柔らかく手触りがいいです。でもここに塗装をしても表面の起毛が動く以上色落ちは時間の問題で、基本的に塗装できない素材です。
それでも何とか塗装してくれの要望ですので、起毛状態を固めてしまえば、手触りの柔らかさはなくなるが、塗料の色抜けはなくなる。これで行くことにしました。
ベース剤をたっぷりと擦り込み起毛自体を固めた上に色付け
塗料の素であるベース剤をたっぷりと塗る。と言うより擦り込むことで、表面の起毛はガッチリと固まった状態です。ここへスプレーガンで色付けです。写真で見ると表面が少し粗そうに見えますが、起毛の柔らかさ、弾力はなし!握った感触は固いです。
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