ボルボ ハンドルの色落ち復元補修、内装の汚れ落しに溶剤は禁物!のご紹介!
千曲市の車屋さんからステアリングリペアのご依頼いただきました。「お客様のお車なんですが、かなり酷いです。」ということで確認に行ってきましたが、その前にステアリングリペアの傷の状態を少し例を挙げてご紹介しておきます。
剥がれているのは革ではなく塗膜
写真はステアリングに巻かれている革ではなく革に施された塗膜が剥がれているもので、比較的多いです。
塗膜剥がれと傷の混在
塗膜剥がれと部分的傷の両方が混在している状態です。上の状態を放置して進行したと考えられます。
擦れによる革の劣化状態
ハンドルの同じ個所を擦るように運転されているのでしょうか?革の擦れも比較的多くあります。
ステアリングリペアの損傷状態は塗膜の剥がれ、部分的な傷、部分的な擦れ又はこれらが混在した状態のものがほとんどです。
革自体が無くなっている。これをどう埋める⁇
今回のステアリングは巻き付けられている革自体がかなりの大きさで欠損しています。ステッチも切れています。
欠損している部分に革を貼り付けて埋めるか?充填剤で埋めるか?が最大の問題です。革を貼り付けるとしても同じ厚さの革が用意できるか?出来たとして周囲とのボカシはどうする?悩んだ末、強靭さと軟性を併せ持った加熱式充填剤を利用することにしました。ステッチのほつれも充填剤を擦り込むことで、ホツレ防止にすることにしました。
下地処理完了
Before After
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