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多田紳也プロは信濃毎日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

ガーデンデザイナーって その2

多田紳也

多田紳也

テーマ:自己紹介

私はなぜガーデンデザイナーと名乗っているか、
の続きです。

前のコラムで「エクステリア」という言葉は外回りの中でも
ちょっと硬めの材料をイメージする言葉ですね、っていうところまで
お話いたしました。

前回もお話させていただいたように、そもそもお庭業界において
言葉の定義がしっかりとある訳ではありませんので、持たれるイメージ
は人によって若干違うかもしれません。
(それにしても職種ひとつ名乗るのにもやたら色々な呼び方が
あることを考えても、つくづくこの業界はマイナーだなぁ、なんて思いますが
まあそれはまた別の話ですね・・・失礼しました)

で、「ガーデン」という言葉はというと、これはもう立派に庭そのものを
指しますね。
で、ガーデンという言葉に皆さんはどういうイメージを持たれますか?
たぶん、庭そのもの。花壇があって、木々が植わっててっていう植物
を中心としたスペースをイメージされるんじゃないでしょうか?
エクステリアのようなフェンスや門塀、門扉のようなハードな部分を
思い浮かべる方はおそらく少ないんじゃないかと思います。

じゃあ、エクステリアとガーデンは別物?
このあたりがまた非常に難しいところなんですよね~。
私、この業界に入って20年ほどになりますが、昔は
エクステリアとガーデンってわりと分かれてました。
基本、エクステリアと呼ばれるハードな部分(外構と言ってしまっても
良いと思います)は、土木会社、ブロック会社(昔はブロック専門の
会社がありました)がそれだけを設計、工事してました。
周囲のブロック塀とかフェンスとか、駐車場の土間コンクリートとか。
で、その後の空いたスペースに例えば造園会社が庭木を植えにきたり、
日本庭園を作ったり。
(造園会社が両方を工事する場合もあったみたいですけど)

でも、時代と共にその状況が変わってきました。
一番変わったのがいわゆる外構のデザインです。
まず、ブロック塀や生垣で敷地周囲を囲むいわゆるクローズタイプの
外構が流行らなくなりました。かわって囲いのないオープンな外構が
流行出しました。
そうすると、道からお庭スペースが丸見えになるので、
外構(アプローチや駐車場や門塀)がお洒落になってきたんです。
今まであまり使われなかった材料も使われ出しました。
ブロックやコンクリートだけでなく、木材、石材、レンガ、塗り壁など
色々な材料を組み合わせてお洒落なデザインの外構を作る事が
主流になってきたんです。
そうなると、そういった材料を駆使してデザインを設計できる人間が必要
となり、エクステリアプランナーといった資格も誕生しました。

では、ガーデンはどうなったか?
また次回書きます。

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多田紳也
専門家

多田紳也

株式会社 空間設計SOBO

エクステリア、ガーデンの設計と施工の両方を一貫体制で管理。設計面では「顧客と何度も打ち合わせを重ねて納得がいく」までプランを詰め、後々のメンテナンス性も含め、生活スタイルに合わせて専用設計をします。

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