ガーデンデザイナーって その3
こんにちは。
空間設計soboの代表兼ガーデンデザイナーの多田です。
と、いきなりあらたまってしまいましたが
「ガーデンデザイナー」ってどういう職種なのか皆さんご存じでしょうか?
他にも「エクステリアプランナー」とか「エクステリアデザイナー」とか
「ガーデンプランナー」とか色々な言い方があって、まあなんとなく
庭の設計やら施工に携わってる人たちだよね、って思っていただいている
と思います。
で、その認識は決して間違いではないんです。
庭の世界にはあまり公的資格がなくて、もっと言えば
資格なんかなにもなくても商売はできてしまいます。。。(^^;;
(ちなみに民間資格はわりと色々とあって、エクステリアプランナーっていう資格
はあります。)
おまけに、庭の世界は意外とマイナーな業界でして、
そのあたりの呼び名も業界内で、定義があるわけでもなく
それぞれが好きに語ってしまってるっていう。。。
そうなってくると、ただの肩書きなのでそれぞれの名前に
たいした意味がないっていう事になってしまうのですが、
私は自分の中で「ガーデンデザイナー」っていう肩書きに
ちょっとこだわってます。(^^)
なぜかっていう事を、ちょうど年もあけたタイミングでもありますので
気分を変えてちょっとお話ししたいと思います。
まず、エクステリアっていう言葉の方を。
エクステリア(exterior)という英語には「庭」という意味は
ないんですよ。「外の」とか「外側」という意味です。
よく車なんかの外装もエクステリアって言いますよね。
なので、エクステリアは正確には庭まわりのことを指す言葉
じゃないんです。
室内や室内装飾を総称して「インテリア interior」って言いますよね。
こちらは建築的な室内の意味を持っています。室内のインテリアに
対して庭は外だからエクステリアっていう言葉が使われるようになった
みたいです。(ちゃんと調べたわけじゃないです。ごめんなさい。)
で、エクステリアって聞くと皆さんはどんな感じをイメージされるでしょうか?
いわゆるお庭、ガーデンってイメージを持たない方が多いんじゃないでしょうか?
どちらかというと、アルミのカーポートとかフェンス、門扉とか。ブロック塀とか
敷地廻りの固い部分中心のイメージを持ちませんか?
先ほどもお話ししたように元々のエクステリアの意味は単に外っていう意味しか
ありませんから定義ではないんですが、我々業界の人間もエクステリアっていうと
そういうハードな材料を中心とした言葉のように考えています。
ちなみにこれ、言葉の定義についてのお話じゃないです。
だから、エクステリアといいながら庭もやってるのが間違いだとか
そういう話ではないですからね。くれぐれもそのあたりご理解くださいね。
なぜ、私はガーデンデザイナーという肩書きにこだわるかというお話です。。
なのに、なんだか前置きだけでやたら長くなってしまった(汗
今日はここら辺でおいておきます。
次回はガーデンという言葉についてお話ししたいと思います。
ごきげんよう(^^)