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家づくりの流れ 5

富永清秀

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テーマ:安心安全な住まいづくり

家づくりのポイント5

資金計画-3

家づくりで一番気になるのが見積もり金額だと思いますが、
通常は、坪〇〇万円など坪単価で判断されると思います。
この坪単価は、あくまで目安であって
何処も同じ基準で坪単価を表示していない事をしりましょう!

1、計算の元になる面積の算出が違います。
建築基準法上の面積と施工範囲の面積で計算している所があります。
床面積 :床、壁、天井で囲まれた部分が床面積に入ります。
     (細かい規定あり)
施工面積:上記の部分プラス外部のポーチ部分や
     バルコニー部分の面積も含めた面積
施工面積で計算すると、まったく同じプラン、同じ仕様でも
面積が広いので坪単価は安くなります。

2、会社によって力を入れている所が違います。
表面の仕様を良くして、目に見えない所を
安く耐久性のない物にしている所と
目に見えない所は、後々、手直しなどする事が難しいので
初めから耐久性の高い施工方法と材料を使っているが
表面に見える仕様は、取り換えが可能なので一般的な物を
設定している所があるとすると、目に見える所が良い方を
選んでしまう事が多いのですが、
長い目で見ると目に見えない大切な部分にお金をかけた方が、
家の寿命は長くなるので結果的に坪単価は安いと言う事になります。

3、家づくりで当然必要となる費用を入れていない場合や
  入れていても、極端に安い金額の場合があります。
家づくりのポイント4でも書きましたが、金額を安く見せるため
必要な金額を入れてなかったり、極端に安い金額しか
入れていない場合がありますので注意が必要です。   
後から、色々な請求が来る事もあります。

以上のように、坪単価だけで、高い、安いの判断はできません。
内容を十分確認して納得して進める必要があります。
また、全ての部分をいい物にしていくと
金額がどんどん上がっていきます。

自分たちの準備できる資金の中で最高の計画ができるよう
自分たちが選んだ住宅会社や設計士(建築士)と
話し合いながら最高の物をつくり上げましょう!

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富永清秀
専門家

富永清秀(一級建築士)

81HOUSE株式会社(エイティワンハウス)

鉄骨造、RC造の現場監督を経験し現場の基礎を学び設計も構造図や確認申請図書、換気計算、省エネ計算など申請書作成から役所の申請まで行っています。工事の事も設計の事も安心してお任せしていただけます。

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