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某局の人気番組のひとつ「ブラタモリ」を楽しみにみている一人。
あの番組の面白さは、タモリさんさんの博識と身近なのに知らないことがわかること、
かなと個人的に思っています。
あくまで個人的に、ですよ。
ご覧になったことがあるかたも多いかと思いますが、
地形、もっというと「〇〇段丘」好きのタモリさんを
地域の地形と歴史の世界におつれする的な番組。
違ったらごめんなんさい 笑
どうして、この川はここにあるのか
どうして、この山はこんなカタチなのか
どうして、この街はこんな道路なのか
みんな訳があって歴史がある。
都内の中心にある「溜池山王」なんか、わかりやすい名前ですね。
元々、その名の通り堤みがあって水を溜めていたから溜池、
山王はよくある通り山王日枝神社があるから。
水を溜めるということは、わまりの土地より絶対的に低い。
ということがわかりますね。
同じように、地名にはご先祖さまたちの知恵が詰まっている。
わたしたちは、それを大事にしないといけない。
たくさんビルが建って、立派な道路ができて
ほとんどの道路がきれいに舗装されて
住宅地は盛土と間知ブロックで整備されて
元々、そこがどんな風景だったか忘れてしまっているのは、わたしたちだけ。
自然は忘れていないんですね。
間知ブロックといえば、そのタモリさんはお城の城壁も大好物ですね。
石の種類がどうだとか、積み方がどうだ、空堀と街との位置関係、高さ関係をくまなく見てまわっている姿が実に面白いです。
なので、きれいに出来上がって分割され売り出される宅地は、
出来れば元々の状態を確認してみたいところ。
開発される過程を見てわかっていれば一番ですけれどね。
そうもなかなか。
特に俗にいう上物(建物部分)まで建った状態で建売を購入するとなると、
ますます難しい作業になってしまいがち。
それが、いまの日本のあたりまえになってきていることに、
ちょっとだけ不安と寂しさを感じています。
そうとう陳腐なセリフですが、人は地球上で自然と共存しなくては生きていくことが出来ません。
こんなに台風19号の豪雨で苦しめられても、
水がないと生きていくことが出来ない。
水で苦労して、でも水が要る。
火もそうですよね。
風(空気)もそう。
全部、ないと生きていけない。
そんな自然と折り合いをつけながら、人間が少しでもラクに生きるための「箱」のひとつが
家なのかもしれません。
家の意義、家のあるべき姿、家を建てる場所。
いろいろなことを考えさせられています。
でも、タモリさんのブラブラはこれからも純粋に楽しみたい 笑
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